#1
「安倍政権は景気判断を都合よく作る」学識者が憤慨するアベノミクスの闇
2020.9.28
アベノミクス 継承に値するのか
憲政史上最長の約 7年8カ月続いた安倍政権の終幕で「アベノミクス」も区切りとなった。異次元金融緩和を中心とした「三本の矢」による“異形の経済政策”が残したものは何だったのか。円安・株高などで戦後2番目に長い好況を実現したが、期間中の実質成長率は1.1%と景気拡大局面としては過去最低だ。格差拡大や長い金融緩和による金融仲介機能の低下などの「負の遺産」も指摘されている。生産性向上などの地道で息の長い経済の構造改革よりはマクロ政策で需要をかさ上げすることが優先された結果だ。菅新政権は「アベノミクスの継承」を掲げるが、まずはその功罪を検証することが必要だろう。雇用は本当に改善したのか、成長の果実が広く行き渡るトリクルダウンは起きたのか――。本特集では、政治の思惑や民主党政権の“官僚排除“への反発から始まったアベノミクスの源流を示すともに、「首相+首相側近」主導による政策決定の限界、そしてアベノミクス景気の実相を関係者や識者へのインタビューを交えて報告する。
#1
「安倍政権は景気判断を都合よく作る」学識者が憤慨するアベノミクスの闇
2020.9.28
#2
アベノミクスは「円安一本足」の限界露呈、吉川洋氏が一刀両断する理由
2020.9.29
#3
アベノミクス「一番の功績と反省」を指南役の浜田宏一氏が激白
2020.9.30
#4
アベノミクス形成の経産官僚とリフレ派、「いつ誰が何をしたか」徹底検証
2020.10.1
#5
アベノミクスの本質、成長至上主義と将来世代へのツケ回しを今こそ断て
2020.10.2
#6
アベノミクス「富の滴」は低中所得層に届かなかった、データで徹底検証
2020.10.5
#7
アベノミクス雇用増の虚像、「低賃金・不安定」な働き手が残された証拠
2020.10.6
#8
アベノミクスは「看板倒れ」な理由、数値目標2%・600兆円・1.8を検証
2020.10.7
#9
日銀は異次元緩和が失敗することを「分かっていた」といえる理由
2020.10.8
#10
菅政権がアベノミクス承継で抱える「財政・金融同時破綻」の悪夢シナリオ
2020.10.9
#11
日本人がアベノミクスで豊かになれなかった理由、河野龍太郎氏が解説
2020.10.12
#12
アベノミクス下の雇用改善は人口動態の変化による「偶然」といえる理由
2020.10.13