政府の主導で、日本初の本格的な「節電の冬」が始まる。家庭や企業に節電を促す節電プログラムは、資源高で財務基盤がとりわけ傷んでいる新電力にとって逆風になりそうだ。節電プログラムによって新電力は、重い投資負担や政府の重圧に加え、減収という「三重苦」を課される恐れがあるのだ。新電力の大淘汰を加速させる“節電地獄”の模様をお伝えする。