マーケット全般(136) サブカテゴリ
第321回
2012年から下落が続く金価格。中国の不正取引などのニュースもあったがテクニカル的に重要局面に差し掛かっている
先週、中国の監査当局が金を担保とした融資に、152億ドル相当の不正取引を発見したと発表しました。中国では不動産バブルを防ぐため、銀行による企業への貸付は総量が規制されています。このため資金繰りに困った企業は、抜け道探しに余念がありません。

第140回
人手不足のために派遣やパートの時給が上昇していると報じられている。しかし、実際は業種によるばらつきが激しい。ジョブズリサーチセンターによる「派遣スタッフ募集時平均時給調査・三大都市圏」にそれが表れている。

第22回
ECB(欧州中央銀行)は6月5日、政策金利引き下げを決定したが、市場の最大の注目は銀行がECBに資金を預ける際の金利である預金ファシリティ金利や超過準備(銀行が必要積立額以上に保有している中央銀行への当座預金)付利金利のマイナス化に集まっている。

第116回
チャンスはあと2~3年!200万円の元手があればこれからでも「億り人」になれる理由
日経平均のチャート上の節目は3月7日の1万5312.60円でした。これを19日に上抜き、23日には1万5442.67円まで上昇しました。思い返せば、5月19日の1万3991.80円と5月21日の1万3964.43円で「2点底」を付けた日経平均は、ここ1カ月で大きく居所を変えました。この過程で、多くの投資家に笑顔が戻ったように感じます。

第320回
GoProの新規株式公開でウェアラブル関連銘柄に注目!
今週注目のイベントは6月25日(水曜日)前後に値決め予定のGoPro(ゴープロ)の新規株式公開(IPO)です。初値設定は21~24ドルで、ティッカーシンボルはGPROです。GoPro(ゴープロ)はウェアラブル・キャプチャ・デバイスのメーカーです。これはビデオ・カムコーダーのようなものですが、その特徴はファインダー(のぞき窓)が無いという点です。

第139回
“銀の弾丸”。狼男を倒せる唯一にして最強の弾丸がそれだという言い伝えが欧州にはある。「マイナス金利政策は、デンマーク経済にとっての“銀の弾丸”だったかって? いや、そんなことはなかった」。同国のダンスケ銀行チーフアナリストはそう語った(米「ニューヨーク・タイムズ」6月3日)。

第115回
政府が後押しするロボットは息の長いテーマになる。株価急上昇中、ロボット関連6銘柄を紹介しよう!
ソフトバンクの孫正義社長は6月5日、記者会見を行い、人工知能を搭載した人型ロボット「ペッパー(Pepper)」を発表しました。これまでのロボットとは異なり、人の感情を理解することができるということです。2015年2月から、19万8000円で一般販売されるそうです。

第319回
ワールドカップで注目されるブラジルの石油会社ペトロブラス。なぜ割安? 投資のタイミングはいつか?
先週からブラジルでワールドカップが始まっています。ブラジルの株式市場は3年前にルセフ大統領がルラ前大統領を引き継いで以来、いいとこなしの展開が続いています。その一因は中国経済の減速で鉄鉱石などの素材の輸出が鈍化したことにあります。しかしルセフ政権の復古調とも言える拙い経済運営こそが、ブラジル経済が活力を失った真の原因だという厳しい指摘もあります。

第138回
国債市場がひどいことになっている。「STP化してしまった」との自虐的ジョークが債券ディーラーから聞こえてくる。財務省が国債発行入札を行うと、その翌日に日銀はほぼ必ず大規模な買いオペを実施する。日銀がオペで国債の価格を押し上げているため、金融機関や機関投資家がそれを買う意欲は低下している。

第64回
ドル円は何カ月も100円台前半で膠着している。この気迷い相場をいつどのように脱するか、新たな動因は何か、市場の模索は続いている。当欄ではかねて、米国経済の堅調さを背景に金利先高観が醸成されるにつれ、ドル円相場は上昇に向かうと指摘してきた。特に米雇用統計はドル円相場の動きを読む最重要指標だった。

第114回
「小回り三月、大回り三年」順調な相場は7月中旬に天井を打つ可能性も。相場の状況に合わせて“風見鶏”で行け!
こんな恵まれた環境はそう長くは続かないと思います。せいぜいもって、ここから1カ月程度ではないかとみています。日経平均の直近安値は4月11日の1万3885.11円です。「小回り三月」の相場格言から、7月中旬には目先天井を打つとの想定で、現時点では相場を眺めています。

第318回
米国経済は底堅く、欧州での今後の追加緩和は期待薄。これらは円安要因となり日本株にプラスだ!
先週の米国株式市場は、ダウ工業株価平均指数が+1.24%、S&P500指数が+1.34%、ナスダック総合指数が+1.86%と好調でした。先週の金曜日に雇用統計が発表されました。非農業部門雇用者数は市場予想よりほんの僅か少ない21万7000人でした。過去1年間の平均は16万9000人ということになります。4月の非農業部門雇用者数は-5000人下方修正されました。

第137回
FRBの前回の利上げ局面(2004年6月から)で、政策金利の引き上げ幅は計4.25%に及んだ。当時は住宅バブルが燃え盛っていたが、今回はそのような過熱感はない。逆にイエレン議長は、住宅市場の回復が鈍化してきたことを気にし始めている。

第21回
米国産のWTI原油は、5月初めに1バレル当たり99ドル前後まで下落していたが、その後は上昇傾向で推移し、105ドルに近づいている。WTI原油の受け渡し地点であるクッシングにおける原油在庫が減少傾向で推移していることが相場の押し上げ要因になった。

第121回
女子大の授業でLINEを導入してみた!そして学生たちのFacebook利用率が低い理由とは?
今年度から、私が担当している昭和女子大学の学部1年生向けの授業にLINEを導入した。授業用にLINEのグループを作成し、受講生全員にグループに入ってもらい、授業中に質問やコメントがあればLINEに書き込んでもらうのだ。

第113回
個人投資家がようやく息を吹き返した!日経平均は1万5000円台を回復したが、慎重にリスク管理をしてタネ銭を積み上げろ!
おめでとうございます! 買い方にとって強烈な追い風が吹き続けています。この結果、3日前引けの日経平均は前日比113.91円高の1万5049.83円となりました。取引時間中としては4月4日以来ほぼ2カ月ぶりに心理的な節目である1万5000円台に乗せました。

第317回
電気自動車メーカーのテスラ・モーターズにはいつ投資をすればいいか?
今から1年ほど前、テスラ・モーターズが主力セダン「モデルS」の生産をうまく軌道に乗せることが出来たと発表しました。同社株はその時点から約5倍になる大相場を演じました。しかし今年の3月以降、テスラ株はナスダック全体の軟調な地合いに流されて下降トレンドを辿っています。

第136回
スイスの超高級時計・宝飾グループ、リシュモンが2014年3月期決算を先日発表した。同グループは、カルティエ、ピアジェ、ヴァシュロン・コンスタンタンなどを傘下に擁している。近年は2桁増の売り上げが続いていたが、14年3月期は5%増にとどまった。

第21回
2013年末に3%を上回った米国10年債利回りは、14年入り以降、低下傾向にある。当初はアルゼンチンやウクライナなどの新興国問題を端緒としたリスクオフ局面の安全資産需要が原因とされていたが、ダウ工業株30種平均が史上最高値を更新するなど、リスクオフとは言い難い。

第135回
米住宅市場の回復の勢いが弱くなってきている。イエレンFRB議長も議会証言でその問題に触れていた。今回の米経済の回復を牽引してきた重要な柱の一つが住宅セクターであるだけに、当面は注意が必要だ。
