真壁昭夫
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真壁昭夫

多摩大学特別招聘教授

1953年神奈川県生まれ。一橋大学商学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。ロンドン大学経営学部大学院卒業後、メリル・リンチ社ニューヨーク本社出向。みずほ総研主席研究員、信州大学経済学部教授、法政大学大学院教授などを経て、2022年4月から現職。著書は「下流にならない生き方」「行動ファイナンスの実践」「はじめての金融工学」など多数。

第286回
“李コノミクス”は世界的なリスクオフを招くか?大胆なシャドーバンキング封じ込め作戦の妙薬と毒薬
真壁昭夫
中国経済が曲がり角を迎えるなか、李克強首相の大胆な経済・金融政策は“李コノミクス”と呼ばれ、注目されている。しかし、貸出金利の下限金利を撤廃するシャドーバンキング封じ込め策など、世界が痛みを被りかねない副作用も考えられる。
“李コノミクス”は世界的なリスクオフを招くか?大胆なシャドーバンキング封じ込め作戦の妙薬と毒薬
第285回
過去最高益のサムスン株がまさかの急落の“なぜ” スマホ市場の成熟と技術力の壁が韓国経済に落とす影
真壁昭夫
7月初旬、4-6月期の決算を発表したサムスン電子の株価が、まさかの急落劇を演じた。その背景にある投資家の思いとは何か。スマートフォン市場の成熟化と中国企業の猛追、そして技術力の壁などが、財閥頼みの韓国経済に影を落としている。
過去最高益のサムスン株がまさかの急落の“なぜ” スマホ市場の成熟と技術力の壁が韓国経済に落とす影
第284回
ブラック企業と解雇規制緩和議論の「相乗効果」 転換点を迎えた日本の“働き方”をどう変えるべきか
真壁昭夫
最近「ブラック企業」という言葉を見ることが多い。劣悪な労働環境でも会社を辞められない社員が多いのは、日本の労働市場に流動性がないためだ。かといって、解雇規制の緩和を進めることが、必ずしも市場を活性化させるわけではない。
ブラック企業と解雇規制緩和議論の「相乗効果」 転換点を迎えた日本の“働き方”をどう変えるべきか
第283回
「中国すり寄り」は韓国にとって本当に得なのか?日本と距離を置きたがる韓流外交の本心を見極めよ
真壁昭夫
最近の韓国政府の行動を見ていると、韓国という国は単純でわかり易い国か、それとも複雑でわかりにくい国なのか、判断が難しい。中国にすり寄り、日本と距離を置く外交戦略は、韓国にとって本当に得なのか。日本はそれを見極める必要がある。
「中国すり寄り」は韓国にとって本当に得なのか?日本と距離を置きたがる韓流外交の本心を見極めよ
第282回
「中国事変」は米国サブプライムショックの再来か?未熟な経済大国に募る金融危機不安の背景と現実味
真壁昭夫
中国の銀行間貸出金利(SHIBOR)が跳ね上がり、乱高下を続けるなか、従来から懸念された中国の金融不安が顕在化したとの観測が広がっている。米国サブプライムショックの再来を懸念する声もあるなか、「中国事変」の先行きを読み解く。
「中国事変」は米国サブプライムショックの再来か?未熟な経済大国に募る金融危機不安の背景と現実味
第281回
バーナンキショックで新興国から逃げ出す投資資金 「BRICs終焉」のパラダイムシフトは起きるのか?
真壁昭夫
5月下旬、バーナンキFRB議長による金融緩和策の縮小発言を受け、世界の金融市場は混乱、とりわけ新興国から多額の資金が流れ出している。先日のFOMCでも、出口への意思が明確に示され、新興国経済への先行きに不安が募っている。
バーナンキショックで新興国から逃げ出す投資資金 「BRICs終焉」のパラダイムシフトは起きるのか?
第280回
あっという間に異次元金融緩和の効果が台無しに “大荒れドル円相場”がこれほどの悪循環に陥った真相
真壁昭夫
株式のみならず、為替市場のドル円レートの値動きもいつになく激しい。異次元の金融緩和で1ドル=103円まで円安に触れていた相場は、米国の出口戦略観測により一時94円の円高に触れた。頭を抱える投資家続出の相場の背景には、何があるのか。
あっという間に異次元金融緩和の効果が台無しに “大荒れドル円相場”がこれほどの悪循環に陥った真相
第279回
“市場の恐竜”投機筋は何を考え、どう動いているか?波間に漂う木の葉のように揺れ動く日本株の大局観
真壁昭夫
波間に漂う木の葉のように揺れ動く日本株市場。投機筋が跋扈する相場の動きは、一方向に偏り易く、一般投資家にとってリスクが高い。その裏では、参加者のどんな思惑が交錯しているのか。日本株は堅調な上昇基調に戻る可能性はあるのか。
“市場の恐竜”投機筋は何を考え、どう動いているか?波間に漂う木の葉のように揺れ動く日本株の大局観
第278回
株価下落はアベノミクスの限界を示しているのか?今度は安倍首相が「異次元の成長戦略」で汗をかく番
真壁昭夫
日経平均株価が急落して以降、市場関係者などから「株価下落はアベノミクスの限界を示した」という声が聞こえてくる。しかし、現状を見てアベノミクスを失敗だと決めつけるのは時期尚早だ。鍵となるのは「異次元の成長戦略」である。
株価下落はアベノミクスの限界を示しているのか?今度は安倍首相が「異次元の成長戦略」で汗をかく番
第277回
現実となった“株式市場5月危機”に出口は見えるか?未曾有の乱高下を演出する投資家たちの狼狽と期待
真壁昭夫
スピード違反の上昇を続けてきた日本株市場が、5月以降、大手投資家の利益確定売りなどによって調整局面を迎えるとの観測が、現実のものとなった。株価が未曾有の乱高下を続ける「5月危機」の真相は何か。投資家は何に怯えているのか。
現実となった“株式市場5月危機”に出口は見えるか?未曾有の乱高下を演出する投資家たちの狼狽と期待
第276回
ソロス・チャートが物語る1ドル=110円突破の公算 為替相場は前代未聞のパラダイムシフトを迎えたか?
真壁昭夫
ドル・円相場は、当面の節目と見られていた1ドル=100円の壁を予想外のスピードで突き抜けた。市場関係者が使う分析手法「ソロス・チャート」に従うと、1ドル=110円突破も現実味を帯びてきた。どんなパラダイムシフトが起きているのか。
ソロス・チャートが物語る1ドル=110円突破の公算 為替相場は前代未聞のパラダイムシフトを迎えたか?
第275回
バブル期以来の大量資金が駆け巡る活況相場の行方株式投資家は今だからこそ“不測の事態”に敏感になれ
真壁昭夫
足もとで主要国の株式市場が軒並み上昇するなか、際立っているのが日本の株式市場だ。市場関係者の間では、“資産バブル”のときのようなまさに25年ぶりの相場との認識が広がっている。大量資金が駆け巡る市場にリスク要因はないか。
バブル期以来の大量資金が駆け巡る活況相場の行方株式投資家は今だからこそ“不測の事態”に敏感になれ
第274回
安倍外交で日ロ関係が急速に進展したのはなぜか?共同宣言に隠された“約束を守らぬ国”のしたたかさ
真壁昭夫
プーチン大統領との会談で安倍首相は、北方領土の返還交渉や極東地域における民間部門の開発協力など、広範囲な合意を含む共同宣言を実現した。交渉の足がかりをつくったことは評価できるが、背景にはロシア側のしたたかな筋書きも見て取れる。
安倍外交で日ロ関係が急速に進展したのはなぜか?共同宣言に隠された“約束を守らぬ国”のしたたかさ
第273回
足踏みする成長率に鳥インフルエンザ感染の拡大えくぼがあばたに? 輝きを失う中国経済の近未来考
真壁昭夫
最近、中国の経済・社会にとって、マイナスのニュースが目立つようになった。足踏みする成長率や鳥インフルエンザ感染の拡大は、大きな懸念事項だ。 輝きを失い始めた中国経済のリスクは、いかほどのものか。その「近未来」を考えたい。
足踏みする成長率に鳥インフルエンザ感染の拡大えくぼがあばたに? 輝きを失う中国経済の近未来考
第272回
死してなお愛憎分かれる“鉄の女”は誰がつくったか?サッチャリズムが残した光と影に日本が学ぶべきこと
真壁昭夫
英国初の女性首相で“鉄の女”と呼ばれたサッチャー氏が亡くなった。死してなお、彼女が行った改革は国論を二分している。わが国の政治を“鉄”のように強くして、必要な改革に向かわせるために、サッチャリズムから学ぶべきことは何か。
死してなお愛憎分かれる“鉄の女”は誰がつくったか?サッチャリズムが残した光と影に日本が学ぶべきこと
第271回
韓国人は北朝鮮の挑発よりもウォン高のほうが怖い?メディアが報じない「最新朝鮮半島事情」現地見聞録
真壁昭夫
3月末にかけてソウルを訪れたが、意外にも現地でピリピリしたムードを感じなかった。韓国人が懸念しているのは、朝鮮戦争の休戦協定を破棄した北朝鮮の挑発行為よりも、むしろウォン高と輸出減速による経済の減速のように感じた。
韓国人は北朝鮮の挑発よりもウォン高のほうが怖い?メディアが報じない「最新朝鮮半島事情」現地見聞録
第270回
「一票の格差訴訟」で真に問われるべき国民の責任司法が突きつけた厳しい“最後通告”が意味するもの
真壁昭夫
昨年12月の衆院選挙での“一票の格差”に関する判決が出そろった。司法が突き付けた厳しい“最後通告”の意味とは何か。この機に我々国民も、民主主義の基本となる政治機能にどう関わっていくべきかを、自問自答してみる必要がある。
「一票の格差訴訟」で真に問われるべき国民の責任司法が突きつけた厳しい“最後通告”が意味するもの
第269回
再燃した欧州債務危機は本当に回避されるか?世界金融に衝撃を与える小国キプロスの“素顔”
真壁昭夫
預金に対する課税案を巡って議会が紛糾し、EUやIMFへの支援要請が暗礁に乗り上げていたキプロス。ここにきて一応の合意が図られたものの、先行きは不透明だ。欧州債務危機を再び招きかねない、小国の「隠されたリスク」とは何か。
再燃した欧州債務危機は本当に回避されるか?世界金融に衝撃を与える小国キプロスの“素顔”
第268回
いよいよ鮮明化する“強い韓国経済”崩壊の足音グローバル市場の雄を脅かす3つのリスクと視界不良
真壁昭夫
最近、韓国経済に対する悲観的な見方が強くなっている。背景には、ウォン高による輸出の伸び悩みなどにより、経済成長率が鈍化していることがある。実際、かの国が寄って立つ経済基盤は、意外なほど不安定だ。どんなリスクがあるのか。
いよいよ鮮明化する“強い韓国経済”崩壊の足音グローバル市場の雄を脅かす3つのリスクと視界不良
第267回
急転直下、宿敵サムスンと仰天提携の“なぜ”世界のIT業界を彷徨い歩くシャープの厳しい賭け
真壁昭夫
経営悪化を背景にビジネスパートナーを求めてきたシャープは、最大のライバルであった韓国のサムスン電子と提携することを発表した。急転直下の提携発表は、同社が進む道の厳しさを改めて浮き彫りにした。今、なぜサムスンなのか。
急転直下、宿敵サムスンと仰天提携の“なぜ”世界のIT業界を彷徨い歩くシャープの厳しい賭け
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