山崎 元

山崎 元

経済評論家

やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。

第398回
政府から企業への口出しは日本を“社会主義化”させる
山崎 元
政府は「官民対話」で民間企業に投資拡大を要請した。賃上げ要請、携帯料金引き下げ要請と政府から企業への“口出し”が増えている。懸念は、これにより特定企業・個人と政府が“お友達”となり、不当な影響力を持つことだ。
政府から企業への口出しは日本を“社会主義化”させる
第397回
「アベノミクス2.0」を成功させる3つの政策
山崎 元
安倍改造内閣がスタートした。ここまでのアベノミクスを総括すると「成果はあったが、道半ば」。では「アベノミクス2.0」で重要な政策は何か。3つに絞れば、「消費増税凍結」「子ども手当的な減税ないし給付金支給」「定年廃止」だ。
「アベノミクス2.0」を成功させる3つの政策
第396回
「リスクを取るのは嫌」な人のための資産運用法
山崎 元
金融資産の運用で、リスクを取ることは一切嫌だと考えている人は、少なからずいる。投資は無理に強いるべきものではない。そこで、安全第一でお金を運用したい個人にとっての、運用対象ベスト3を挙げよう。
「リスクを取るのは嫌」な人のための資産運用法
第395回
企業の不祥事に社員が違法と知りつつ関わる理由
山崎 元
VW社の不正問題は未だ全貌が見えない。過去には日本でも米国でも大規模な不正があった。なぜ経営者や社員は不祥事に関わってしまうのか。筆者がかつて在籍していた山一證券などの例も振り返りながら考察する。
企業の不祥事に社員が違法と知りつつ関わる理由
第394回
“面倒くさい”消費税問題の論点を整理する
山崎 元
軽減税率適用にマイナンバーカードを利用する財務省案に疑問や批判が相次いでいる。軽減税率自体の是非など複数の問題が絡み合い、消費税をめぐる議論は“面倒くさい”が、考えるにはよい機会だ。どうするのが正しいか。
“面倒くさい”消費税問題の論点を整理する
第393回
就活問題をこじらせた経団連「指針」の本質的欠陥
山崎 元
経団連の榊原会長は、大学生の採用活動解禁後ろ倒しが批判を受けたことから「来年見直すこともありうる」と述べた。だがこの朝令暮改は経団連のやる気のなさを示しただけだ。そもそも問題の本質は何か、どう変えるべきか。
就活問題をこじらせた経団連「指針」の本質的欠陥
第392回
株価連動の役員報酬は、株主による経営者の「買収」だ
山崎 元
上場企業で株価連動の役員報酬比率を上げる動きが加速している。これを経営者に「長期インセンティブ」を与え「成長戦略」となるものだと好意的に評する向きがあるが、はたしてそんな美しいものだろうか。
株価連動の役員報酬は、株主による経営者の「買収」だ
第391回
株価暴落時に投資家がするべきこと
山崎 元
今回の株価急落で、途方に暮れた投資家もいるだろう。一方で積極的な買いチャンスとの見方もあるかもしれない。このようなとき投資家はどうしたらいいか。やるべき4つの“基本動作”と筆者の現状への見解を解説する。
株価暴落時に投資家がするべきこと
毎月分配型のダメさを指摘した日経の勇気を讃えたい
山崎 元
日経新聞のコラムに素晴らしく優れた記事があった。運用ビジネスの痛いところを適確に突いたものだ。同紙は資産運用に関して真のジャーナリズムに近づけるのか。一方で、残念な記事の例も挙げよう。
毎月分配型のダメさを指摘した日経の勇気を讃えたい
第389回
バランスファンドが本質的にダメな4つの理由
山崎 元
「バランスファンド」は投資家にとっても売る側にとっても気楽な面がある運用商品だ。専門家の間でも賛否が分かれているが、筆者は明確に「否!」の立場だ。バランスファンドには、4つの「欠陥」があるからだ。
バランスファンドが本質的にダメな4つの理由
第388回
「お金の問題」で後悔しないために、運用以外で大切なこと
山崎 元
今回は、あえて「運用以外で」お金について大切だと思うことを解説したい。働き方・稼ぎ方、貯め方・使い方、住居や保険、年金──。「悔しい!」思いをしないためには、合理的な意思決定が重要だ。
「お金の問題」で後悔しないために、運用以外で大切なこと
第387回
日経がFT買収、他の経済メディアは対抗できるか?
山崎 元
日経のファイナンシャル・タイムズ買収は思い切った手であり、賞賛できる。一方で、ユーザーにとっては日経と有効に競争できるライバルが国内にも存在する方が好ましい。他のメディアが対抗するにはどうしたらいいか。
日経がFT買収、他の経済メディアは対抗できるか?
第386回
毎月分配型投信「第4世代」のひどすぎる手口
山崎 元
毎月分配型投信の高い分配金をひねり出す“手口”は、時代とともに変遷を重ねてきた。最近また新しい、いわば第4世代のものが開発されて、結構な勢いで売れている。しかしこれはひどい商品だ。投資家は注意してほしい。
毎月分配型投信「第4世代」のひどすぎる手口
第385回
不適切会計に揺れる東芝の株は“買い”か?
山崎 元
東芝の不適切会計は、相当に悪質で根の深いものである可能性が大きいが、今回は株式投資の問題としてのみ見てみよう。多くの場合、こうした「ネガティブ情報」はチャンスとして注目しがいのあるニュースとなる。
不適切会計に揺れる東芝の株は“買い”か?
第384回
日本企業に「課長」は不要な存在なのか?
山崎 元
日本企業において、「課長」の存在の必要性は議論となるところだ。ソニーは新制度で課長削減に向かっている。一方パナソニックは14年ぶりに部課長制を復活した。課長は、必要な存在なのだろうか。
日本企業に「課長」は不要な存在なのか?
第383回
ギリシャ問題に見る預金と借金の教訓
山崎 元
ギリシャ問題の、日本人にとっての教訓を指摘したい。第一に金融機関の破綻に関わる預金者への教訓、第二に借金に関わる債権者と債務者への教訓、第三に民主主義に関わる国民全てへの教訓である。
ギリシャ問題に見る預金と借金の教訓
『私の履歴書』に出るとROEが低下するという怪
山崎 元
『私の履歴書』は日経新聞の名物連載だが、これに経営者が登場した企業に関して、興味深い現象が報告されている。登場後にROEが低下し、平均を下回ってしまうのだ。なぜこんなことが起きるのか。『私の履歴書』は呪われているのか?
『私の履歴書』に出るとROEが低下するという怪
第381回
金融マンに人生相談するな!顧客を取り込むラップ口座を警戒せよ
山崎 元
顧客に「人生のゴール」を語らせ、それに関連づけて投資提案を行う営業手法が米国で台頭している。日本でも流行しそうだが、顧客は“ボラれている”のが実態だ。油断してはいけない。特にラップ口座に警戒すべきだ。
金融マンに人生相談するな!顧客を取り込むラップ口座を警戒せよ
第380回
「学歴フィルター」問題から新しい就活の形を考える
山崎 元
ゆうちょ銀行が「学歴フィルター」問題で炎上している。同社にとっては失敗だったが、企業が膨大なエントリーを平等に扱うのは現実的に難しい。一方で学生にとってアンフェアなのも確かだ。解決策はないのか。
「学歴フィルター」問題から新しい就活の形を考える
第379回
年金のデータ漏洩からマイナンバーと銀行の営業を考える
山崎 元
年金のデータ漏洩は問題だが、これが個人にも行政面でもメリットが大きいマイナンバー制度の利用を萎縮させることを懸念する。一方で銀行は口座情報を金融商品のセールスなどに利用しているが、これはいいのだろうか。
年金のデータ漏洩からマイナンバーと銀行の営業を考える
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