山崎 元

山崎 元

経済評論家

やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。

第438回
世耕大臣が唱える新卒一括採用の見直しは本当に必要か?
山崎 元
世耕経済産業大臣はメディアのインタビューで、大手企業に定着している「新卒一括採用」の見直しを促していきたい考えを示した。採用される学生も採用する企業もこの方法を負担だと思っているという理由だが、見直しの必要は本当にあるのか。
世耕大臣が唱える新卒一括採用の見直しは本当に必要か?
第437回
資産運用に「高齢者向き」の方法など存在しない
山崎 元
今回は、高齢者のマネー運用について、留意事項をお伝えしたい。日頃、資産運用について本や記事を書くことの多い筆者なのだが、近年、あらためて親の財産状況を見ると、息子が言っていることとはほど遠い状況が幾つか見えてきた。
資産運用に「高齢者向き」の方法など存在しない
第436回
鈴木敏文氏、鳥越俊太郎氏らに見る「高齢」と仕事の理想的な関係
山崎 元
日本は、国民が長寿であると共に出生率が低く、急速に高齢化が進んでいる。政府は、労働力人口の減少の影響を緩和するために、女性と共に高齢者の労働参加に期待している。4つの事例に関して考えてみることと共に、我々が高齢期を迎えるに当たって、何に気をつけたらいいかについて、教訓を引き出してみたい。
鈴木敏文氏、鳥越俊太郎氏らに見る「高齢」と仕事の理想的な関係
第435回
民進党・岡田代表に期待する辞任という「最後の一仕事」
山崎 元
民進党の岡田克也代表は、大惨敗した前回参院選の獲得議席数よりも改善していることを以て、今回の参院選の結果を「善戦」と捉えているように見受けるが、これは全く不適当だ。都知事選後の遠くない時期に、岡田氏は民進党の代表を辞任すべきだと筆者は考えている。
民進党・岡田代表に期待する辞任という「最後の一仕事」
第434回
正しい都知事選びは、新入社員の採用に似ている
山崎 元
来たる都知事選では、どのような観点から候補者を評価したらいいのか。たぶん、都知事選びに最もよく似ているのは、新入社員の採用ではないだろうか。過去の失敗を考えれば、今回の都知事選では、「いつもとは違う選び方」をする必要がありそうだ。
正しい都知事選びは、新入社員の採用に似ている
第433回
与党に経済政策で対抗しても民進党は永遠に勝てない
山崎 元
安倍政権は今回の参院選では改憲の是非を争点とするのではなく、経済政策の成果を強調して「この道」を進むか否かを訴えている。他方、野党第一党である民進党は、アベノミクスは失敗であったとして、安倍政権の経済政策面を批判している。この対決の構図は、どちらに有利なのか。
与党に経済政策で対抗しても民進党は永遠に勝てない
第432回
国民投票で国論二分の大問題を決めることのリスク
山崎 元
英国のEU離脱を問う国民投票は、「ブレグジット」が可決する結果となり、世界の資本市場は大荒れとなった。そもそもキャメロン英首相が、この問題で国民投票を行ったこと自体が失策だったのだという意見がある。彼は何を間違えたのだろうか。
国民投票で国論二分の大問題を決めることのリスク
第431回
英EU離脱という特大リスクを前に投資家はどう行動すべきか
山崎 元
6月23日(木)に、英国のEU離脱の可否を問う国民投票が行われる。ここで、通称「ブレグジット」(ブリテンの「BR」に「EXIT」を付けた造語)こと英国のEUからの離脱が決まると、世界の経済と金融市場に大きな衝撃がもたらされる可能性がある。
英EU離脱という特大リスクを前に投資家はどう行動すべきか
第430回
人工知能・ロボット時代に人間はどんな職業を選ぶべきか
山崎 元
AIの発達によって、今後経済的に何が起こるのかに関心が集まっている。AIやロボットの発達による人間との競争で、将来、栄える職業と、廃れる職業はどのようなものだろうか。少し理屈を考えてみよう。
人工知能・ロボット時代に人間はどんな職業を選ぶべきか
第429回
ベーシックインカムという優れた制度が日本で実現しない訳
山崎 元
スイスで6月5日に行われた国民投票で、ベーシックインカム(最低限所得保障)の導入が反対多数(約78%)で否決されたが、ベーシックインカムを実現する上手いやり方はないか、日本でも研究してみたい。
ベーシックインカムという優れた制度が日本で実現しない訳
第428回
「絶対儲かるうまい話」が本当にあった!確定拠出年金が激変
山崎 元
5月24日に法改正があった確定拠出年金は、課税対象となる程度以上の所得のある方なら、掛け金が所得控除の対象になるので、「所得の見込みがあり、税金などの制度が変わらないなら」という条件付きでだが、節税分だけ「絶対儲かる」と言える、ありがたい制度だ。
「絶対儲かるうまい話」が本当にあった!確定拠出年金が激変
第427回
企業内OB会は品がない!慶應三田会に見る「学閥」の功罪
山崎 元
最新号の「週刊ダイヤモンド」は「慶應三田会 学閥の王者」として、慶應義塾大学のOB会組織である三田会を採り上げている。学校単位の人的なネットワークとメンバー内部での便宜の図り合いを「学閥」と捉えて、学閥の功罪について考えてみたい。
企業内OB会は品がない!慶應三田会に見る「学閥」の功罪
第426回
「口先介入」好きの麻生財務相が本当に喧嘩すべき相手は誰か
山崎 元
麻生財務大臣の一連の発言は市場に影響を与え、円高を修正し、株価を反転させた。口先介入が成功した形だが、これで麻生氏が自らの発言の正しさと影響力に自信を持つと、いかにも危ない感じがする。
「口先介入」好きの麻生財務相が本当に喧嘩すべき相手は誰か
第425回
国民への「バラマキ」をフェアかつ有効に行う方法はあるか?
山崎 元
ここに来て、インフレ目標を達成するために注目されている政策が、国民に広く現金を配る「ヘリコプターマネー」だ。筆者は、金融緩和政策に賛成であり、ヘリコプターマネーも正しく使うなら有効で好ましいと思っているが、問題は2つある。
国民への「バラマキ」をフェアかつ有効に行う方法はあるか?
第424回
連休狭間の株価急落!投資家はどう対処すべきか
山崎 元
5月に入って最初の取引日である2日(月)、株式市場は、日経平均で前週末比518円も下げて、1万6147円で引けた。持ち株、あるいは投資信託などの値下がりで、冴えない思いで連休後半を過ごしている投資家も少なくあるまい。
連休狭間の株価急落!投資家はどう対処すべきか
第423回
金融マンに相談するな!入社1年目の「お金」の教科書
山崎 元
『週刊ダイヤモンド』は現在発売中の4月30日・5月7日の合併号で、「お金の賢者と愚者」と題する大特集を組んでいる。本稿では、特に新入社員に知ってほしいこの特集の内容紹介と、この特集では取り上げられていないけれども新入社員に是非知っていただきたい「お金の扱い方」についての補足とを行いたい。
金融マンに相談するな!入社1年目の「お金」の教科書
第422回
投資家の利益を重視する「異色の金融庁長官」を応援しよう
山崎 元
先日、雑誌で森信親・金融庁長官の談話を読み、感銘を受けた。金融機関による投資商品の営業に問題意識を感じていると共に、投資家を教育しようとの意図が感じられたからだ。強い正義感を持つ異色の長官は、果たしてどんな人物か。
投資家の利益を重視する「異色の金融庁長官」を応援しよう
第421回
鈴木敏文氏、「カリスマ・サラリーマン経営者」の3つの敗因
山崎 元
セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長(CEO)が、会長を辞任すると表明した。経営の主導権を巡る権力闘争に敗れたと目されるが、鈴木氏の「敗因」ないし「ミス」と思われるポイントは3つある。
鈴木敏文氏、「カリスマ・サラリーマン経営者」の3つの敗因
第420回
日本企業は劣化したのではなく、もともといい加減だった
山崎 元
かつて名門といわれた日本企業の「劣化」が進んでいる。それも、1社だけでなく極めて広範に見られる傾向だ。果たして日本企業の「劣化」は、なぜこんなに目に付くようになったのか。その原因については、2つの可能性がある。
日本企業は劣化したのではなく、もともといい加減だった
第419回
消費増税がやはり延期されるべき現実的な理由
山崎 元
2017年4月の消費税率引き上げが延期されるという観測が流れている。あらゆる経済主体は、将来そうなるだろうという「期待」(≒予想)に基づいて自分の行動を決める。安倍政権、野党、そして国民はこの問題をどう考え、どう行動すべきか。
消費増税がやはり延期されるべき現実的な理由
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