2022.2.11 アレルギーになる原因は「皮膚」にある?最新研究が明かす真実 ちまたにはアレルギーの原因に関する様々な俗説があるが、科学的根拠の全くないものもたくさんある。『HEALTH RULES(ヘルス・ルールズ)』を上梓した、医師でUCLA准教授の津川友介氏が、最新の研究をもとに解説する。
2021.10.12 ノーベル経済学賞を受賞したカードによる最低賃金の研究をどこよりもわかりやすく解説! 2021年のノーベル経済学賞は、デビッド・カード、ヨシュア・アングリスト、グイド・インベンスの3名が「因果推論」の分野で受賞した。経済学で今一番ホットなこの「因果推論」をどこよりもわかりやすく解説していると話題になっているのが『「原因…
2020.6.18 UCLAの医療政策学者が指摘する日本医師会の会長がいま変わるべきではない理由 新型コロナウイルスが世界中でいまだに猛威を振るっているが、日本の死亡者数は欧米諸国と比べて圧倒的に少ない。その背景には、日本医師会の現会長である横倉義武氏の活躍があるとUCLAの医療政策学者である津川友介氏は指摘する。そんななか、6月…
2020.4.13 「2万人がこのがん治療法を受けました」といった宣伝文句にほとんど意味がない理由 医学情報の信頼度についても触れておきましょう。一番信頼できるのが、すでに述べてきたランダム化比較試験の結果や、診療ガイドラインに書かれている内容です。ただし、これらを一般の方々が目にする機会はめったにありません。
2020.4.12 早期の緩和ケアにはオプジーボ並の延命効果がある 緩和ケアを早期に導入した結果、2.7ヵ月の延命効果があったと言うのです。これは、発明者がノーベル賞を受賞したオプシーボの延命効果である2.8ヵ月に匹敵します。
2020.4.5 「マウスに投与したらがんが消えた!」という宣伝文句を信じてはいけない理由 がんの新薬候補のうち、最終的に効果が期待できると認められるのは、0.01%程度。「臨床試験」という実際に人に試す段階まで進んだ新薬候補でも、最終的に認めらえるのは3%と言われています。
2020.4.4 「最高のがん治療」とは「標準治療」のことである 私たちが何よりも大事だと思っているのが、「がんになったらまずは標準治療を検討してください」ということです。がん治療の選択で一番大事なものと言えば、これに尽きます。
2020.4.3 「トンデモ医療」にはまるがん患者を減らすためにはどうしたらいいのか がん治療は、この10年で確実に進歩しています。それなのに、その治療を選ばずに、詐欺的な治療の被害に遭い、命を失う患者さんが現実に存在しているのです。
2020.3.30 一部のサプリには抗がん剤の効果を弱める可能性がある サプリの摂取は抗がん剤の効果を弱めてしまうかもしれないので、抗がん剤治療を受ける方は、サプリメントの摂取について担当医に相談してください。私の現時点での見解としては、中止を検討すべきだと思います。
2019.10.18 ノーベル経済学賞受賞!3分でわかる因果推論と経済学の歴史 ◎メタボ健診を受けていれば健康になれる◎テレビを見せると学力が下がる◎偏差値の高い大学に行けば収入が上がる一見正しそうに見えるが、実はこれらの通説は経済学の有力な研究ですべて否定されている。ここでいう「メタボ健診」と「健康」のよう…
2019.3.27 健康に悪くなさそうな加熱式タバコが紙巻タバコと同様にダメな理由 およそ1年後の2020年4月より、原則屋内禁煙を求める「健康増進法の一部を改正する法律案」(改正健康増進法)がいよいよ全面施行される。しかし、改正健康増進法はIQOS(アイコス)などの加熱式タバコには例外を設けている。これは、加熱式タバコは…
2018.6.11 日本人が加熱式たばこの実験台にさせられている 6月5日、東京都は政府の健康増進法改正案よりも厳しい受動喫煙防止条例を公表した。慶應義塾大学准教授の中室牧子氏、UCLA助教授の津川友介氏は「都民の方を向いた政治をしている」と評価する一方、「なぜか加熱式たばこには甘い」と指摘する。両氏…
2018.5.25 大西英男議員の事務所から受けた、受動喫煙記事への抗議に対する回答 2018年5月8日、本連載にて受動喫煙に関するエビデンスを詳しく解説した記事を公開したところ、大西英男議員事務所より抗議の電話を頂戴した。「受動喫煙規制で売上が下がった飲食店の意見は無視か」「外国の調査結果を日本に適用できるのか」といっ…