
阿部広太郎
「人生が不安な人」が必ずとるたった一つの行動
世の中の人はどんなことを考えているのか? 何を求めているのか? 編集者はそんなことを日々考えている。そこを突き詰めて考えないと、ピントのボヤけた本になり、結果として売れない本になってしまうからだ。1冊の本が完成するまでには様々な過程があるが、もしかしたら「コンセプトを固める」までの時間が最も長いのかも知れない。この度刊行された『あの日、選ばれなかった君へ 新しい自分に生まれ変わるための7枚のメモ』(阿部広太郎)の場合は、コンセプトが固まるまでに2年の月日がかかっている。どんな過程があったのか、思いだしながら書いてみたい。

第12回
本のキャッチコピーを考えてみよう。阿部広太郎 公開コピー塾
『コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術』をダイヤモンド社から出版した阿部広太郎氏が、それを記念して自身の講座『コピーライター養成講座 先輩コース』の生徒たちに課題を出した。「この本のキャッチコピーを考えてみよう!」という課題だ。例えば本屋さんのPOPや新聞広告などにドーンと踊って、思わず本を手に取らせる言葉を考えてみようという趣旨。まさに本に書かれていることの実践編である。集まったコピー、80案はどれもレベルが高く、面白いものばかりだった。その中から特に優秀な3本を厳選し、阿部氏と編集担当・亀井が公開添削を行なった!

第11回
コロナの時代に大切なのは「手洗い、うがい、笑い」阿部広太郎オンライン読書会レポート
新型コロナウィルスの影響でリアルのイベントは軒並み中止に追い込まれているが、こんな時代だからこそ、注目されているイベントがある。コンピュータを介したオンラインイベントだ。5月13日、honto主催によるペア読書会が開かれた。『コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術』を出版した阿部広太郎氏を囲むオンライン読書会だ。

第10回
カメラの「寄り」と「引き」を意識して文章を書いてみよう
上手い文章は、街の情景が伝わる。そして人の表情が浮かぶ。それは書き手が、カメラマンのようにアングルを切り替えているからだ。単調な描写では見えないものも、角度が変われば見えてくる。

第9回
誰もが経験したことのある「あの感じ」に名前を付ける
誰もが経験したことのあるありがちな事象。でもそれにはまだ名前がない。もしそれにうまい名前を付けられれば「あるある」と共感され、広がっていく。

第8回
5月18日が何の日か、知っていますか?
それはただの偶然だったのかもしれない。しかし「偶然」という言葉を「運命」と置き換えるだけで、エンジンの回転はぐんぐん早まった。そしてその勢いは、どんどん周りを巻き込んで竜巻のように大きくなっていく。

第7回
オリンピックのボランティアが突然かっこよくなった秘密
名前を変えただけで、まったく人気のなかった商品が、突然爆発的に売れるようになったりすることがある。それはもちろん日本だけではなく、世界共通の現象だ。

第6回
ニューヨークで明太子がバカ売れした秘密
名前を変えただけで、まったく人気のなかった商品が、突然爆発的に売れるようになったりすることがある。それはもちろん日本だけではなく、世界共通の現象だ。

第5回
「素敵禁止」
「ヤバい」「すごい」「エモい」…気が付いたら、いつも同じ言葉で会話を終わらせていないだろうか。それで本当に心が伝わっているのだろうか。世の中には無数の言葉があるのに、最適な一言を探し出す努力を怠ってはいないか?

第4回
ツイッターという140文字の小説
たった2、3文字の言葉にも様々な情報が含まれている。僕たちはある一つの言葉を聞けば、そこから人それぞれにいろんな景色を思い浮かべることができる。ただ単に言葉がつながっていくだけでも、僕たちはそこに物語すら共有することができる。

第3回
文字だけが言葉じゃないことを知っていますか?
言葉とは何か? それについて考えたことはあるだろうか。人間は言葉があるから、コミュニケーションをとり、心を伝えあうことができる。情報や、感情や、思いを、声に出して伝えたり、文字に書いて伝えたり。しかし、それだけだろうか?

第2回
自分を1行で紹介できますか?
新入生も新入社員も、必ずしなくてはならないことがある。自己紹介だ。実はこれ、簡単なようで難しい。いかに短い言葉で、自分のことを覚えてもらうか。うまくいけば、いきなりクラスのヒーローになれたり、ビジネスでチャンスを呼び込んだりできるかもしれない。

第1回
漱石は「I LOVE YOU」を「月が綺麗ですね」と訳したとか。今のあなたなら何と訳す?
夏目漱石は「I LOVE YOU 」を「月が綺麗ですね」と訳したという都市伝説がある。 その真偽はさておき、「愛してる」と言わないで「愛してる」を伝える言葉を考えることは、コピーライティングのトレーニングの上でとても役に立つという。 ダイヤモンド社より『コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術』を刊行したコピーライターの阿部広太郎氏は、講座の最初にいつもこの課題を用意する。 その訳し方は十人十色。それぞれの人が向き合ってきた「愛」の形が垣間見えて、非常に興味深い。さて、あなたなら何と訳すだろうか?
