作田 久男

代表取締役会長兼CEO

1944年生まれ。1968年慶應義塾大学工学部卒業後、立石電機(現オムロン)に入社。長年、制御機器分野を担当し、1995年に取締役。その後、経営戦略室長などを経て、2003年に創業家以外から初となる代表取締役社長に就任。バブル崩壊以降、苦境に陥っていた同社を筋肉質な企業体へ変え、21世紀にふさわしいグローバル企業になるための基盤をつくった。8年間社長を務めた2011年、5年間かけてつくり上げた社長指名委員会システムにより、当時49歳の山田義仁氏に社長のバトンを譲り、取締役会長へ。そして2013年6月、産業革新機構からの強い要請により、オムロン会長退任と同時に、ルネサスエレクトロニクス代表取締役会長兼CEOに就任。巨額赤字で倒産の危機に瀕していた日の丸半導体の存続を賭け、鬼気迫る生き残り戦略を展開し、すさまじいリストラの矢面に立ち続けた。その結果、わずか2年で同社を利益の出る会社に再生させ、2015年6月に退任。それから1年後の2016年6月、今度は日本特殊陶業からの要請により、同社半導体事業を分離独立させた新会社、NTKセラミックの代表取締役会長兼CEOに就任。すでにここでも黒字化の目処をつけており、5G時代の到来を目前に、同社の次なる成長モデルを描いている。
 

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