松本健太郎
「住みたい街」ランキングと「住みたい自治体」ランキングの結果はなぜ食い違うのか?
ランキングというのは一つの指標になるが、サンプルの数や質が偏っているケースもあり、鵜呑みにはできない。それだけでなく、メディアや企業は、自分にとって都合の良いデータを集めて人を“騙す”ランキングをいとも簡単に作成できるという――。※本稿は、松本健太郎『人は悪魔に熱狂する 悪と欲望の行動経済学』(毎日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。

「AIが仕事を奪う」はウソ!コンサルや学者の「AI脅威論」がマユツバなワケ
数年前までは「AIが仕事を奪う」ということが盛んに叫ばれていたが、AIの普及によって新たなタスクや職業が生まれる可能性だって多分にあるはずだ。これからの時代を生きていくには、過去の常識や成功体験に囚われないで、新しい技術に適応するための準備を進めることが重要なのだ。※本稿は、松本健太郎『人は悪魔に熱狂する 悪と欲望の行動経済学』(毎日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。

「食洗機」が日本でなかなか普及しない残念すぎる理由
人の「サボりたい」「ラクしたい」という欲望は尽きず、そうした需要に寄り添った時短家電やサービスが次々と市場に登場している。そんな中、なかなか普及が進まないのが食洗機だ。その背景にある「時間をかけて一生懸命頑張る」=「善」とする考え方は、ブラック企業の考え方にも通ずるのだとか…。

実は、冷凍食品や食洗機には、共通する「人の心をくすぐる仕掛け」がある。これは、合理的なデータだけでは説明ができないものだ。その内容を、行動経済学の視点から解説しよう。

#6
ヒットの裏側には、行動経済学の基本原理があった。特集『ヒットを生み出す「行動経済学」教室 松本健太郎』第6回は、儲かるブランドに共通する「参照点」について解説。人は利益よりも損失の方を過大に感じる。ノーベル経済学賞を受賞したプロスペクト理論から、企業が参照点を作る重要性を学びます。

#5
ヒットの裏側には、行動経済学の基本原理があった。特集『ヒットを生み出す「行動経済学」教室 松本健太郎』第5回は、認知心理学の「投影」効果を解説。なぜJ.Y. Park氏は世界最強の上司と評価されるのか?さらに投影効果を上げるマーケティングやPR手法とは?

#4
ヒットの裏側には、行動経済学の基本原理があった。特集『ヒットを生み出す「行動経済学」教室 松本健太郎』第4回は、メディアが炎上してしまう理由を解説。「敵対的メディア認知」とは?「バイアスの盲点」とは?消費者心理を理解し、ビジネスに活かせる行動経済学の原理が学べます。

#3
ヒットの裏側には、行動経済学の基本原理があった。特集『ヒットを生み出す「行動経済学」教室 松本健太郎』第3回は、スターバックス人気の秘密を解説。消費者の高い評価と愛着を生む「保有効果」と「イケア効果」とは?この動画を見れば、消費者がスターバックスに何度も足を運んでしまう消費者心理が分かります。

#2
ヒットの裏側には、行動経済学の基本原理があった。ビジネスに活かせる行動経済学の基本原理が満載!特集『ヒットを生み出す「行動経済学」教室 松本健太郎』第2回は、 マクドナルド復活の理由を認知心理学の観点から解説します。「同調バイアス」と「自己生成効果」のビジネスにおける重要性が分かります。

#1
ヒットの裏側には、行動経済学の基本原理があった。ビジネスに活かせる行動経済学の基本原理が満載!特集特集『ヒットを生み出す「行動経済学」教室 松本健太郎』第1回は、行動経済学とは何か、その最も根幹にある基本コンセプトを学べます。また、デマと分かっていても行動してしまう「ナイーブ・シニシズム」の正体とは?

マーケティングを行い、ひいては自社の事業を成長させていくために、「データをどう活用するか」に頭を悩ませる企業は少なくない。“データの海に溺れない”ために、ビジネスパーソンは何を心得ておくべきなのか。データサイエンティストの松本健太郎氏が解説する。
