取引先の社員まで退職勧奨に
参加するという異常事態
様々な退職勧奨を経験しましたが、その中でも極めつけでヘコんだのは、こともあろうに、他社の社員(M氏、H氏)が同席する中で行われた退職勧奨です。今から紹介する録音データは、実際には1時間近く行われた会話なので、重要な箇所だけを抜粋して記載します。営業所内の応接間(密室)で行われたものです。
社長「俺は退社したらどうですかってお願いしてるんですよ」
筆者「ここで頑張りたいです」
社長「懲戒免職になったらもう仕事先ないんだぞ?」
筆者「そうなんですか」
社長「(会社を)辞めてくれない?」
筆者「嫌です。ここで働きます。ここで働かせてください」
M氏「サラリーマンの経歴に傷が付くよ」
社長「昇給もない。ボーナスも払いません。この時点で気づいてほしいんだよね」
H氏「自分の置かれている状況わかってますか?」
社長「自主退職しろって。お前はまだ若いんだから。何を意地になってるの?」
H氏「いつまでに答えを出すんですか?」
筆者「いや……それは……」
M氏「覚悟した方がいいよ。身をもってわかるかもしれないね」
社長「お前この状態でも働こうとしてんの?」
筆者「はい」
社長「はははははははは(笑)」
M氏「はははははははは(笑)」
H氏「はははははははは(笑)」