固定観念を打ち破るための「ジャンル横断フェア」
いくつものお店を経験し、いろんなジャンルを経験して得たものとは

――ふと思ったんですけど、異動が多いのはやはり大変ではないですか?

岡崎 結構辛いところもあるんですけど、いろんなお店が経験できたのはよかったです。もちろん、一つのお店に長くいることでできることもあるとは思うんですけど、たくさんのお店を経験してきたからできることって、きっとあると思うんですよ。あまりとらわれすぎないから。

――なるほど。お聞きしただけでも4、5店舗、4、5ジャンルを経験されてきていますけど、いろんなお店、いろんなジャンルを経験されてきたことで、一番よかったことはなんですか?

岡崎 「こうしなきゃいけない」っていう固定観念がないことだと思います。「今までこうしてきたから」、たとえばこの棚は今までこう使ってきたから、こうしないといけない、というようなものから自由でいられるので。周囲の人に「こう変えたらもっとうまくいくよ」と言ってもなかなか受けれてもらえない、そんなときにそう感じますね。

――周りを変えていくときに気をつけてることってありますか?

岡崎 まず、変えてくれない人のやり方で自分ができるようになること、ですね。

――すごい……! では、変えていった結果、周りも納得してくれて、岡崎さんご自身も変えてよかったなというエピソード、あれば是非教えてください。

岡崎 そうですね。本当に些細なことばかりですけど……。「固定観念を変える」ということで言うと、ジャンル横断でフェアをやるようにしていることがあります。いろいろなジャンルを担当してきたから、そういうアイデアが浮かぶのかもしれないですけど。ここのお店(有楽町店)でも、異動してきて半年くらい経ってから、2階のフェア台を使って、「ジャンルまたぎ」のフェアを始めました。今の有楽町店はどんな提案にも「やってみたら」という雰囲気があるので、とてもやりやすいです。