残る「価値観×関係構築」のエリアにはどのような問題が潜む?
果たして私たちは、孤独ではないといいきれるでしょうか?
まだまだインターネットに発話されていないような、孤独に隠れた本当のことや秘密のことがあるはずです。この「価値観×情報交換」のエリアのソーシャルメディアにはらむ問題は、これが「世界のすべてだ」と誤解させ、マイノリティ以前の孤独、それを促進させてしまう可能性ではないでしょうか。
さて、次回、最後に残ったもうひとつのエリア、価値観と関係構築のエリアに潜む問題にフォーカスしてみたいと思います。そこでは社会学者の宮台真司氏が「仲間以外はみな風景」と表現したような世界が展開しています。
ソーシャルメディアの希望ある未来についての考察を始めるには、もう数回、お待ちいただく必要がありそうです。
【編集部からのお知らせ】
武田隆著『ソーシャルメディア進化論』が
7月29日にダイヤモンド社より発売されました!
当コラムの筆者、武田隆氏(エイベック研究所 代表取締役)の新刊が7月29日にダイヤモンド社より刊行されました。
本書は、花王、ベネッセ、カゴメ、レナウン、ユーキャンはじめ約300社の支援実績を誇るソーシャルメディア・マーケティングの第一人者である武田隆氏が、12年の歳月をかけて確立させた日本発・世界初のマーケティング手法を初公開した話題作です。
「ソーシャルメディア」とは何なのか?」
「ソーシャルメディアで本当に消費者との関係は築けるのか?」
「その関係を収益化することはできるのか?」
――これらの疑問を解決し、ソーシャルメディアの現在と未来の姿を描き出した本書に、ぜひご注目ください。
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序 章 冒険に旅立つ前に
第1章 見える人と見えない人
第2章 インターネット・クラシックへの旅
第3章 ソーシャルメディアの地図
第4章 企業コミュニティへの招待
第5章 つながることが価値になる・前編
第6章 つながることが価値になる・後編
終 章 希望ある世界