体内時計を調整する役であるセロトニンの材料(となるトリプトファン)は大豆製品、牛乳、チーズのようなタンパク質源に多く含まれるからです。セロトニンは、幸福のホルモンともよばれ、気分の調整をしたり、集中力を高めてくれます(抗うつ剤の中には、脳内のセロトニン濃度を上げる薬もあるほどです)。これは、仕事をする上で大事な要素だと思いませんか。

 朝食が仕事のパフォーマンスを左右すると認識している人は少ないでしょう。しかし、「朝起きられないから」「時間がないから」「朝は食欲がないから」といって朝食を省略してしまうのは本当にもったいないことです。

 さらに、せっかく朝食を摂ったのであれば、そこで気を抜かず、昼食と夕食もある程度決まった時間に食べるようにして、体内時計のリズムを崩さないようにしてほしいものです。噛む、という行為はリズム運動でもあり、それ自体がセロトニンの分泌をよくしますので、麺類よりは米、というように、できるだけよく噛んで食べることができるメニューを選びましょう。

 食生活を変えるのは面倒くさいし、大変だと思うかもしれませんが、「食べる」という習慣はあるはずです。今までしていなかった運動や瞑想の習慣を足すよりも、実はハードルが低いものです。疲れがとれなくなったのはストレスのせい、と結論づけてしまうと、せっかく改善できる機会を逸してしまいます。