ただし、不動産というものは、この世に1つとして同じものがあるわけではありません。なるべく成功したモデルと似たようなものを探し、似たような経営環境で行なうことが成功への近道だと思います。

 だからこそ、投資する範囲の距離を縮めるのです。

 僕が最初に不動産投資に成功したのは、知り合いに依頼されて建築した賃貸併用住宅です。戸数はたった2戸でしたが、このときとほぼ同じ環境のエリアで、現在まで投資を続けています。

 僕が投資をするのは、自宅から半径5キロメートル以内。ここに集中させて、自分の成功例を広げています。

 ちなみに、5キロメートル圏内というのは、自転車で1時間以内に回れる距離です。

 地方で車を使っている人なら、30分くらいで行ける距離に物件を購入するといいと思います。それほど距離が離れていなければ、同じ鉄道の沿線というのもいいでしょう。

 成功した物件と似たような経営環境で投資をするのがリスクを減らし、満室経営にするための第一歩になります。