資料作成でミスをして以来、
主任の態度が急変!

「このバカッ!!」

 Aが本社勤務になって3ヵ月が過ぎたある日のこと、B主任が大声で叫ぶと、Aの机の上に資料を投げ捨てた。

「昨日のイベントの資料、80ページと81ページが逆になっているじゃないか!クライアントに指摘されて大恥かいたぞ!」

 慌てて確認すると、B主任の指摘通りだった。Aはすぐに頭を下げて謝罪した。しかし、B主任は突き放した。

「資料のセッティングもまともにできないヤツは、この部署には要らない!」

 B主任はこの日以来、Aに対して冷たく当たり散らすようになった。

「役立たずのAにできる仕事はないよ」
「A、まだいたの?もうここにいないと思ってた」

 B主任の邪険な態度にAはすっかり憔悴した。さらにB主任のことを考えただけで、夜も眠れなくなり、心臓がドキドキするようになった。

 それから1週間後、休憩室に向かう途中、社内掲示板に貼られていた1枚のポスターに目が留まった。

「パワハラ専用相談窓口を開設しました」

 Aはポスターに書かれている内容を読みながら、思った。

「俺はB主任からパワハラを受けているんじゃないか?」

 最近同僚から聞いたが、新入りの部下が配属されると、B主任は雑用を押し付け、失敗すると叱責を繰り返してイビり倒すらしい。自分もその罠にはまってしまったようだ。

パワハラ相談で1週間休養、
復帰したら、上司から洗礼が…

 Aは翌日、「パワハラ相談窓口」に面談を申し込んだ。1週間後、相談担当のE人事部長が丁寧に話を聞いてくれた。Aの疲れ切った表情を見たE人事部長は、すぐに病院へ行くことと、休養で1週間の有給を取るように勧め、安心したAはE人事部長の提案に従った。そしてB主任のパワハラに対し、Aの了解を取った上で実態調査を行うことを約束した。

 後日、C次長は人事部長に呼び出され、事情を聞かれた。