あなたは、仕事のストレスをどのように発散しているだろうか。アルコールが息抜きという人もいれば、とにかく寝るに限るという人もいるだろう。さまざまな方法があるなかで、金田氏イチオシのストレス発散法は、なんとカラオケ。歌うことで仕事のパフォーマンスを高めているというが、一体どうやって? NASDAQに上場している外資系IT企業「ライブパーソン(LivePerson)」の日本法人代表として働く傍ら、多数のビジネス書籍を出版する金田博之氏に、驚くべきカラオケの効果について聞いた。(清談社 島野美穂)

「大声で歌うこと」が
ストレス解消に効果絶大

ストレス発散から人脈形成まで、カラオケの効能は幅広いのです。
5ヵ月間、まともに休日がなかった時期も、カラオケだけは欠かさなかったという金田氏。激務の日々を支えるのは、自分に合ったストレス発散法なのだ(写真はイメージです) Photo:PIXTA

 デキるビジネスマンは、仕事が終わったあとの自由な時間を何より大切にする。それが仕事のモチベーションを高めることを理解しているからだ。金田氏も、趣味のカラオケが仕事の原動力になっていると語る。

「今は忙しい時期でも、週に2~3回はカラオケに行っています。私の場合、カラオケで歌うことが、何よりのストレス発散になるんです」

 学生時代から歌うのが趣味だったという金田氏は、本業のサラリーマンと多数のビジネス書の出版、勉強会の主催に加え、バンド活動もしているというほどの音楽好き。かつて、今以上に仕事が忙しく、睡眠時間が3時間という激務をこなしていた時期でも、週に一度はカラオケへ行き、大声で熱唱していたという。

 カラオケが持つ効果は意外と侮れないのだと金田氏。

「お腹から大きな声を出す機会は、普通に過ごしていたらめったにないと思います。だからこそ、大声を出すんです。個人的には声を出すことが最も簡単なストレス発散法だと思っています。カラオケに行くことがほとんどないという人は、大声を出すことによるストレス発散の効果をまだ知らない可能性すらある。そんな人にこそ、カラオケでの効果を実感してほしいです」

 カラオケに行かなくても、大声を出せればいいのでは?と思うかもしれないが、金田氏によると、「歌に感情を乗せる」ことも重要なのだという。

 多くのビジネスマンが仕事に追われるなかで、いつの間にか心が凝り固まり、感情を表に出せないようになってはいないだろうか。顔の筋肉は十分に動かせていると言えるだろうか。顔と心のこわばりを一気に解消するのが、歌うことなのだ。

「歌うときは歌詞に感情が乗るので、閉じた心が自然と開いていくんです。その結果、表情も豊かになり、単調になっていた仕事にもいい影響を及ぼします」

 こんな話を聞くと、妙にカラオケに行きたくなってくる。しかし、なんとカラオケ効果はこれだけにとどまらないのだ。