欧米男性の精子が40年間で半減?
日本男性も危ない
昨年、男性の精子にまつわる衝撃的なデータが発表された。
国際的な不妊治療の権威である欧州ヒト生殖医学会の学術誌に、「ここ40年間で欧米の一般成人男性の精子数が半減した」という研究結果が掲載されたのだ。
日本では、このような長期にわたる調査は行われていないので過去との比較はできないが、メンズヘルスクリニック東京で男性妊活外来を担当し、順天堂大学浦安病院泌尿器科教授でもある辻村晃医師が、同じく一般男性を対象とした独自の調査を行っている。
次の図は、辻村医師の調査における、不妊症(1年以上避妊せずに通常の性生活を送っているにもかかわらず妊娠しない状態)ではない男性722人の精子濃度(1ミリリットル当たりの精子数)の内訳だ。