さらに現状では、「パナソニックにとっては画期的」という諸改革の中に、一般的には特に画期的ではないものも交じる。内部で閉じた価値観から脱却しなければ、取り組みもただの自己満足で終わる。

 レガシー日本企業の代表選手といえるパナソニックが変われるか否かは、ひいては日本企業が変われるか否かの試金石となる。焦燥もにじむ100歳企業の変身への賭け。その行方に多くの視線が注がれている。