「数字」を示すことが突破口に
「素人」という批判がある場合は、「玄人」と言われる人でもできないような結果を残すことではじめて、ものが言えるのです。
数字は嘘をつきません。数字が出れば、多くの人が少しずつ信頼を寄せ、若い私の言葉を聞いてくれるようになります。数字によって大きく流れを変えることができるのです。
私が結果を出すことで、政治の門外漢であっても、別のジャンルの出身であっても、首長をやることはできるという証明になったのではないかと思っています。
国政とは異なり、予算権と人事権を直接選挙で選ばれた首長が握る地方は、国よりもスピーディーに物事を変えることができます。
あらゆる分野で変化が激しい時代ですから、既成概念にとらわれず、変化に柔軟な若い市長や知事が全国で増えていくことを私は期待していますし、そうなったときにこの国は大きく変わるのではないかと思います。
政治の世界に限らず、どんどん若い人が意思決定層に入っていくべきです。ただ最初は、若いリーダーというだけで私と同じような目にあうことも多いでしょう。そんなときはまず小さくてもいいから、確実な「結果」を出すこと。冷笑されながらでも、信じたチャレンジを続けて、目に見える「数字」を示すことが突破口になります。私の場合、そこから徐々に流れは変わってきました。
(次回は、悪口や批判との向き合い方についてお伝えします。12/10公開予定です)