職場や街中で、不快なことを言われたりされたりしたとき、相手に「やめてほしい」とはっきり言えず、悶々としたことはないでしょうか。こうした場面で生まれる「怒り」は決して悪いものではありません。そこで今回は、『「私を怒らせる人」がいなくなる本』(青春出版社刊)の著者・園田雅代氏が、「怒り」が生まれるメカニズムについて解説します。
「怒り」が生まれる条件は「欲求不満」と「おびえ」
キレる、八つ当たりする、といった攻撃的な怒りが生まれやすいタイミングの1つは、「自分の欲求が満たされていないとき」です。
たとえば、
相手から約束を勝手に破られた。
大事にしているモノ・ことをないがしろにされた。
話を聞いてほしいのに、相手が聞いてくれない。
自分の誕生日には、プレゼントなり、気の利いたことをやってくれるかなと思いきや、何もしてくれなかった。あるいは、プレゼントが期待外れのものだった。
そんなとき、私たちは欲求不満を感じやすいでしょう。