散らかった部屋と男性写真はイメージです Photo:PIXTA

「片づけなきゃ」と思うほど、体が動かない……。それは、もともと変化を嫌う脳が、片づけを“ストレス”と認識しているからだ。そんなときは、脳を上手にだましてみよう。「頑張っていないのに片づいてしまう」という理想の状態を作り出す思考術をご紹介する。※本稿は、おむらちも『不思議なくらい部屋が片づく魔法の言葉』(幻冬舎)の一部を抜粋・編集したものです。

せっかく片づけしたのに
リバウンドしてしまう……

 頑張らなくても、気がついたら片づけができちゃっている

 そんな夢のようなことが起こったら、まるで魔法使いになったみたいですよね!

 でも、現実にそんなことが起きるんです。

 私も生徒さん達も、脳を操って行動を変えると、頑張ってもできなかったことが、頑張らなくてもできるようになって、魔法みたいだなぁなんてよく話しています。

 そのためには、まず今のリバウンドを繰り返すパターンを変える必要があります。

 リバウンドを繰り返さないためには、まず、今までのあなたの中の「常識」や「思い込み」を見直す必要があるんです。

「片づけってしっかり時間をとってやらないといけない大変なもの」と思っていたら「今は時間がないし、もっと余裕がある時にやろう」と先延ばしにしたくなりますよね。

「最近、ちょっと疲れているから、もう少し元気がある時にやろう」なんて考えていたら、部屋がごちゃごちゃしていても、ずっとただ見ているだけになりがちです。

 心当たりありませんか?

 行動するかしないかは、実は、やる前から全て「思考」で決まっているんです。

 逆に言うと、「思考」を変えれば、行動を変えるのは簡単なのです。