10秒で「気分」を変えられる人は人生も変えられる

 これまでに10秒でできる「気分を選択する方法」と「視座の転換」を伝えてきた。行動を変え、人生を変えるためのスイッチが、所要時間たったの10秒間でできる「気分と視座の転換」なのだ。たとえば、気分がふさぎ込んでいたら、世界はどんよりとしたものに見え、気分が晴れやかならば、世界は輝いて見えるだろう。いわば、気分を切り替えることは、世界をどんな色眼鏡で見るのかということなのだ。

 また、視座の転換は、固定されて制限の多い視野を大きく拡大してくれる。制限のある視野は、行動を制限し、変化を生みにくくしてしまう。そうならないために、いくつもの視座を味わい、制限を抜け出して、本当はどうありたいのか、何を大事にして生きていけたらいいのかをあらためて問い直し、自覚的に選択する「視座の選択」が重要なのだ。つまり、「気分を選択する方法」も「視座の転換」も、自分らしく生きるための方法であり、真に自由に生きるために必要な最初の一歩なのである。

 たった一度きりの人生をどう生きるかはすべて自分次第である。ふてくされて時を過ごし、ふさいだ気分でいることも、さっぱりと切り替えて晴れやかな気分を味わうも自由に選べるのだ。つまり、自分が味わう気分と自分が選ぶ視座で、一生が決まってくるのである。

 もちろん、「辛いときに辛い、悲しいときに悲しい」という感情を素直に味わうことがいけないわけではない。ただ、大事なのは「その感情を選ぶのは自分」だということなのだ。自分自身がどんな一生を過ごしたいか、そのために今どんな時間を過ごしたいか、ということに意識を向けてみてほしい。常に気分と視座を自分で決めていけば、あなたの人生は他人に支配されることなく、いつでも自分のものにできるはずである。