高性能カメラのファーウェイ製スマホが3機種
おサイフ搭載のAQUOSやmoto mods対応のモトローラ機も

 Pixel 3やHUAWEI Mate 20 Proなど、高価ではあるが、とにかく性能が高いSIMフリースマホを紹介した【ハイエンド編】に続いて掲載するのは【ミドルハイ編】だ。

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HUAWEI nova 3は、Leicaではないもののハイエンド機に近いレベルの高性能なカメラを搭載する

 CPUなどのスペックに差はあるものの、3Dゲームなど特定の用途以外ではまったく問題なくスムーズに利用できるのが、このクラス。カメラも相当に高性能で、ノッチ付きディスプレーといった最新トレンドも多くの機種で搭載されている。

 このクラスでは、カメラなのか、おサイフケータイや防水といった国内ユーザー向けの機能なのか、自分が求める部分をしっかりと定めてから選びたい。端末ごとに得意な部分があるので、自分に合ったスマホを選んでほしい。

人気SIMフリースマホ
【カメラかおサイフか、機能でも選べるミドルハイ編】

●ファーウェイ「HUAWEI nova 3
●ファーウェイ「HUAWEI P20
●シャープ「AQUOS sense plus
●ファーウェイ「HUAWEI Mate 20 lite
●OPPO「R15 Pro
●ASUS「ZenFone 5
●Motorola Mobility「moto g6 plus
●Motorola Mobility「moto z3 play
●ASUS「ZenFone 5Q

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ハイエンド級のスペックとカメラを搭載し、4万円台後半
お手頃なファーウェイの高性能機「HUAWEI nova 3」

 ファーウェイのフラグシップ機は「HUAWEI P」「HUAWEI Mate」の両シリーズだが、それに近い性能を持ちながらお手頃価格で購入できるのが「HUAWEI nova 3」だ。

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HUAWEI nova 3

 本体でまず目に付くのが、6.3型という大型の液晶ディスプレー。ただ、19.5:9の縦長で横幅は約73.7mmと決して大きすぎることはない。性能にも注目。CPUは「HUAWEI P20」と同じ、HUAWEI Kirin 970を搭載。さらに4GBメモリー、128GBストレージとこちらも余裕がある。OSは発売当初はAndroid 8.1だったが、すでに9へのアップデートが開始されている。ネットワーク面も強力で、主要3キャリアのVoLTEに加え、DSDVに対応。バッテリーも3750mAhと大容量だ。

 ファーウェイの高性能機だけにカメラも自慢。Leicaではないものの、アウト/インともにデュアルカメラで、特にアウトカメラは16メガのRGBセンサーと24メガのモノクロセンサーの組み合わせ。AIによる自動シーン認識もあり、手軽に高画質な写真を撮影できる。

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アイリスパープルは青と紫のグラデーションがインパクト大

 実売価格は5万円弱だが、MVNOの中には音声SIM契約を前提に大胆な割引がなされているケースもある。なお、鮮やかなカラバリのレッドはgoo Simsellerの専売モデル。

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goo Simseller限定色を含めて、3色が用意されている

いまだトップクラスのLeicaダブルレンズカメラを搭載
買いやすくなってきたフラグシップ機「HUAWEI P20」

 昨夏登場のファーウェイのフラグシップ、HUAWEI P20シリーズ。最上位の「HUAWEI P20 Pro」はドコモのみで、SIMフリーではこの「HUAWEI P20」が用意された。

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HUAWEI P20

 トリプルカメラの上位機と比べると、カメラこそ2眼のLeicaダブルレンズカメラになっているものの、その性能の評価は変わらず高い。実際にカメラ評価サイト「DxOMark」での点数は102点で、これを上回る端末はGalaxy Note9やiPhone XSなどわずか。一方、CPUや4GBメモリー、128GBストレージ、3キャリアのVoLTE+DSDV、対応周波数の多さなど主要スペックはハイエンド級。それでいて、最近では6万円台前半で購入できるので、お買い得感が上がってきた。

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注目はやはりこのLeicaダブルレンズカメラ

 案外小型という点も本機の魅力だ。5.8型液晶は18.7:9の縦横比で、横幅は70.8mm。片手でも比較的使いやすいサイズと言える。コンパクトな高性能機という視点から、本機を狙うのもありだろう。

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片手で使いやすいサイズも魅力

SIMフリーで、防水&FeliCa入りのシャープ製ミドルハイ機
「AQUOS sense plus」

 2017年発売の「AQUOS sense lite」以来、SIMフリー機にも力を入れるシャープ。今冬発売の「AQUOS sense 2」も含めて、お手頃価格でありながら、同社自慢のIGZO液晶を搭載し、防水・防塵、おサイフケータイと国内ユーザー向け機能に対応するなど、国内ユーザー向けの要素をしっかり加えてきている点が人気の理由だ。

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防水やおサイフケータイに継続して対応した「AQUOS sense plus」

 そのAQUOS sense liteとAQUOS sense 2は、性能的にはミドルクラスで普段使いには十分なものの、ヘビーユーザーには若干物足りないのも確か。それに対してAQUOS sense plusは、あとちょっとの部分を確実にスペックアップしてきたモデルとなる。

 ディスプレーは18:9の縦長5.5型IGZO液晶を採用したほか、CPUはSnapdragon 630に、カメラも16.4メガ(イン8メガ)と程よく充実。もちろん防水・防塵、おサイフケータイには継続して対応する。キャリアアグリゲーションや国内キャリアのVoLTEも利用可能。この内容で4万円台前半の価格は魅力的と言える。

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AQUOS sense plusのカラバリはホワイト、ベージュ、ブラックの3色

ビックカメラグループ専売のファーウェイ製スマホ
両面デュアルカメラ搭載「HUAWEI Mate 20 lite」

 ミドルハイ編では3機種目の「HUAWEI Mate 20 lite」は、ビックカメラグループ専売(ビックカメラ、コジマ、ソフマップ)のモデル。店頭はもちろん、ECサイトでも購入できて、価格は税抜3万4800円。

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HUAWEI Mate 20 lite

 特徴的には最新トレンドをもれなく搭載したというイメージで、19.5:9の縦長6.3型液晶に、高性能コアも内蔵するHUAWEI Kirin 710、4GBメモリー、64GBストレージなど。OSはAndroid 8.1だが、9へのバージョンアップを予定。DSDVにも対応している。

 ファーウェイ製スマホらしく、カメラが売りで、アウト/インともにデュアルカメラ仕様になっており、AIが被写体やシーンを判断しての自動設定やワイドアパーチャ撮影などにも対応している。

 印象的なのは背面のデザインで、デュアルカメラと指紋センサーが一直線のシンメトリーの配列になっているのが面白い。カラバリはサファイアブルー、ブラックの2色。

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背面のデザインが特徴的

初年度からおサイフケータイ&防水対応モデルを投入
OPPOの本気度が見える1台、「R15 Pro」

 2018年初頭に国内参入を果たしたOPPOだが、同年夏には早くもおサイフケータイや防水・防塵といった、国内ユーザーが求める機能を搭載する注目のスマホを投入した。それが「R15 Pro」だ。

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SIMフリーでは希少なおサイフケータイ搭載機でもある、OPPO「R15 Pro」

 スペック的には第1弾モデル「R11s」に近いミドルハイクラス。ディスプレーは19:9の6.28型有機ELで、CPUはSnapdragon 660。6GBメモリー、128GBストレージなどを搭載する。カメラはアウトは16メガ+20メガで、後者は暗所に強い高感度センサー。OPPOのカメラは誰で簡単にキレイに撮れるのが特徴で、本機もその傾向は同じ。

 本体デザインにも力が入っており、透明感のあるガラス素材が用いられており、特にレッドはグラデーションにより、見る角度によって色が変わる。

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光の加減で見え方が変わるグラデーションのレッド

 価格は税抜6万9880円と少し高価だが、OPPOには今後もおサイフケータイや防水など、国内向けにカスタマイズされた端末のリリースを期待したい。

ノッチ付き液晶にDSDV、価格も下がってきた
昨夏登場のASUS「ZenFone 5」

ZenFone5
ZenFone 5

 昨夏登場のZenFoneシリーズの最新ナンバーモデル。19:9という縦長で狭額縁の6.2型液晶を搭載。CPUは600番台のSnapdragon 636だが、ASUS独自のパフォーマンスアップ機能により、Antutu 7.0のスコアは14万点台。ゲーム以外では性能の不足を感じる場面は少ないだろう。メモリーも6GBと大容量で、ストレージは64GB。この性能で最近は5万円強でも買えるようになってきたので、ライバルとはまだまだ十分に対抗できる。

 カメラは12メガ+8メガの組み合わせで、後者は広角レンズ。F値1.8と明るく、さらにAIにより被写体を自動で認識して、適切な設定を行なう機能なども搭載されている。ネットワーク面では主要3キャリアのVoLTEとDSDVも利用できる。

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カラバリは左からスペースシルバーとシャイニーブラックの2色。Zenシリーズの特徴である同心円状の模様がハッキリと見える

スタンダードながら基本性能の高さが魅力の
第6世代moto gシリーズ

 ファーウェイやASUSなどとともに、人気SIMフリースマホの一角を占めるモトローラ。ミドルクラスのmoto gシリーズでは、昨夏に登場した第6世代が最新となる。

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用意されるのはディープインディゴの1色

 その上位機「moto g6 plus」では、ついに縦長画面を採用。5.9型液晶(1080×2160)は18:9の縦横比だが、指紋センサーは前面下部の位置を維持。モトローラ機の指紋センサーは、タッチやスワイプでの端末操作が便利だが、本機でも継承されている。

 デザイン面も大きな魅力。背面にはガラス素材を用い、黒のように見えて、その奥に藍色が見えるディープインディゴのカラバリを採用する。

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デュアルカメラを搭載する。ガラス素材の背面が美しい

 主なスペックは、Snapdragon 630(2.2GHz、オクタコア)、4GBメモリー、64GBストレージ、3200mAhバッテリー、Android 8.0などで、カメラは12メガ+5メガのデュアル。DSDSや3キャリアのVoLTEに対応で、nanoSIM×2+microSDのトリプルスロット仕様もうれしい点。

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トリプルスロット仕様でmicroSDで増設しながら、DSDSが利用可能

moto modsによる機能拡張は互換性も含めて継承!
「moto z3 play」

 背面に磁石で貼り付ける周辺機器で機能を拡張できるモトローラの「moto mods」。そのmoto modsに対応したmoto zシリーズで最新となる第3世代モデルが「moto z3 play」だ。

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ディスプレーは縦長になったが、従来のmoto modsの機器はそのまま利用できる

 ついにディスプレーは18:9の縦長になったものの(6.01型有機EL)、狭額縁にすることでmoto modsの互換性は維持。以前から販売されている、拡張バッテリーや360度カメラ、モバイルプリンターなどのmoto modsはそのまま利用できる。

 スマホとしてのスペックは、Snapdragon 636(1.8GHz、オクタコア)、4GBメモリー、64GBストレージ、12メガ+5メガカメラ(イン8メガ)、3000mAhバッテリー、Android 8.1など。指紋センサーは側面に設置されている。価格は5万円台半ばから。

アウト/インカメラともにデュアル!
ZenFone 5のミドルハイ機「ZenFone 5Q」

 ZenFone 5シリーズの三男。海外では「ZenFone 5 lite」としてリリースされたモデルだが、日本では「ZenFone 5Q」という製品名で販売されている。

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ZenFone 5シリーズの3機種の中では最もお手頃価格の「ZenFone 5Q」

 アピールポイントはカメラで、アウト/インカメラともにデュアル。特にインカメラに力が入っており、20メガセンサーを搭載。標準レンズ+広角レンズの組み合わせで、グループセルフィーでも便利な存在となりそうだ。

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アウトもインもどちらもデュアルカメラを搭載する

 主なスペックは、18:9の6型液晶(1080×2160)に、Snapdragon 630(2.2GHz、オクタコア)、4GBメモリー、64GBストレージ、3300mAhバッテリー、Android 7.1など。主要3キャリアのVoLTEも利用できる。また、nanoSIM×2とmicroSDが同時に使えるトリプルスロット仕様だ。

 次回の3回目は、SIMフリースマホの中でもボリュームゾーンと言える、2~3万円のミドルクラス。スペックだけなら、ハイエンド機などと比べるとやや見劣りするものの、普段使いには十分以上の性能に、大画面やDSDVなど、SIMフリースマホのトレンドをしっかりと積んでいる製品が主流になっている。競争が激しい価格帯だけに、各社力が入ったモデルが多いのも特色だ。次回の記事もお楽しみに!