ニューヨークのマンハッタンでは1000万ドル(約11億円)以上で売り出されている住宅物件が500件を超える。ロサンゼルスやマイアミでも超高額物件は余っているようだ。ここで疑問がわく。これらの物件が買える財力を持つ人は実際どれほどいるのか?おそらく、いずれは十分な数になるだろう。世界的に経済の展望は暗くなりつつあるが、今年も変わらなく富は創出されそうだからだ。英不動産大手ナイト・フランクの報告書によると、世界の超富裕層(個人の純資産3000万ドル以上と定義)は向こう5年で22%増えて約25万人になると予想される。2023年までに4万3000人が超富裕層の仲間入りをするということだ。報告書では、世界で最も裕福な人々の約6割は、株価上昇や世界経済の成長で2018年に富が増えたとしている。こうした人々は今後1年も個人資産が増えるとみており、その中でも最も強気だったのが米国の超富裕層。向こう1年でさらに富が増えるとみている割合は80%に上った。
超富裕層が足りない? 高級不動産にだぶつき
世界的に経済の展望は暗くなりつつあるが、超富裕層の富は増えそうだ
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