小さいが戦略上重要な太平洋の島々で、米軍が存在感を高めようとしている。中国の進出を阻み、なおざりになっていた同地域との関係を深める戦略の一環だ。米軍が新たに資源を集中させているのは、ハワイ-フィリピン間の約8000キロの海域の中ほどにあるミクロネシアだ。米軍は新たな海軍施設の建設と空港滑走路の拡張についてミクロネシア連邦と協議している。ミクロネシア連邦政府の関係者の話と、両国が2018年12月4日に開いた防衛会議の公式議事録で明らかになった。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はこの議事録を確認した。議事録と軍関係者によれば、米軍はミクロネシアとの共同軍事演習の立ち上げについても話し合っている。
米軍、太平洋を再び重視 中国の「野心」に対抗
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