前号では、カップ麺には塩分が多く含まれていて、それが理由で貴重な水分であるスープを飲み切ることができず、さらに災害時は残ったスープも捨てる場所がないことから、スープの粉末の3分の1だけを入れて、残りを切り捨てる食べ方を提案させていただきましたが、そもそも水、熱源がないという問題の解決には至りません。

 前号の記事はこちら
「災害食カップ麺を斬る」その1 どのくらい塩分が入っているかご存じ?
http://www.risktaisaku.com/articles/-/15951

 そこで、2016年8月から、手持ちの飲み物でカップラーメンが食べられるか実験を行いました(2015年にはアルファ化米について同様の実験済み)。では「お湯がなければカップ麺が食べられない」というあなたさまの常識を斬ってあげましょう!

手持ちの飲み物を常温で入れる

カップ麺と飲み物

 私が行った実験は、カップ麺にいろいろ手持ちの飲み物を室温で注ぎ入れ、麺が柔らかくなったら食べるということです。東京からやってきた小学生と一緒に行いましたが大変面白いものでした。この結果を紹介してみましょう。

 おそらく、これまで述べた小学校の子どもの家では、すぐさま応用できると考えられます。つまり災害時にどっさりカップ麺を家に備蓄していて、それを戻すための飲み物がいろいろあるということですから、まさに実験条件がぴったりです。