――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズは一部の市場で純利益の確保をあきらめている。ライドを完了したドライバーに顧客が支払う料金以上のインセンティブを渡すなど、赤字からスタートしているのだ。  ドライバーに対してウーバーが提示しているインセンティブの直近の事情については同社が提出した新規株式公開(IPO)申請書を見れば分かる。その会計処理法はライバルのリフトと異なっているが、両社は投資家のために財務内容をより明快にできたはずだ。