ビットコイン支持派は、フェイスブックが導入する仮想通貨「リブラ」が他の仮想通貨の崩壊を招くことはないと主張している。それどころか、多くはリブラの参入が機会をもたらすと確信しているようだ。フェイスブックは18日、リブラに関する詳細を発表した。リブラには、クレジットカード大手ビザやライドシェア大手ウーバーテクノロジーズなど20社以上で構成する企業連合(コンソーシアム)が参加する。大手企業の参画はビットコインとの大きな違いだ。ビットコインは10年前に匿名のプログラマーによって生み出され、時に対立しながらも緩やかにつながったプログラマーや起業家の集団によって開発が進められてきた。ビットコインをはじめとする仮想通貨の支持派がリブラが良い影響をもたらすと信じるのは、こうした理由からだ。今回のフェイスブックの取り組みにより、仮想通貨のユーザーが魅力に感じる要素を著しく薄めることなく、まだ多くの人々にとっては「えたいの知れない」概念について関心を高めることができると踏んでいるようだ。一方で、フェイスブックはビットコインの魅力の核心であるプライバシーを巡る懸念の克服に苦戦するとの見方も出ている。
フェイスブック仮想通貨の勝算は? 業界は歓迎
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