マンション販売苦戦で不動産会社が上位に

 売上高が伸びているときに、手持ちの製品や商品、原材料といった在庫=棚卸資産が増えるのはビジネスをする上で、当然のこと。適正な在庫がなければ、品切れ状態に陥ってしまい、売れるチャンスをみすみす逃すことになる。

 ただし、売り上げが増加していても、在庫がそれ以上に膨らんでいるときは要注意だ。売れると思って大量に作ったり、仕入れたりしたものの、販売計画が狙い通りに進んでいない恐れがある。

 過大な在庫を抱えたまま、販売が急減している会社も危ない。在庫は売れなければ現金にならず、販売の当てのない大量の在庫を抱えることは資金繰りの悪化を意味するからだ。