独自取材で割り出した
世界に誇る高シェア素材113品目

 日本には、フルヤ金属のような世界に冠たる素材メーカーがたくさんある。自動車や電機のような完成品メーカーほど一般的なネームバリューはないかもしれない。だが、実際のところ、世界の日常を支えているのはこうした素材メーカーの技術の集積なのである。

 それは、素材製品の世界シェアを見れば一目瞭然だ。かつて日本が強かった液晶ディスプレーの製造は韓国や中国に主戦場が移ってしまったものの、液晶を分解すれば、使われている材料は日本勢のものばかりだ。

 電池も同様である。主要4部材といわれる正極材、負極材、セパレーター、電解液の全てで日系メーカーのシェアが高い。完成品や基幹デバイスでグローバル競争に敗北しても、その元となる素材における日本勢の存在感はいまだに大きいのだ。

 ダイヤモンド編集部では、素材各社を取材し、世界を牛耳る素材113品目を独自に割り出した。

 9月4日(水)に配信する「日韓激突!」連載の第4回では、日系素材メーカーの強さの秘訣を探る(「#4 韓国制裁、次の標的は? 素材大国ニッポンが握る『生殺与奪』」)を参照。

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