否定的なコメントから自分のアイディアを守る

朝倉:自分が作ったプロダクトを実際に喜んで使い続けてくれる人がいるという状況を体感するには時間がかかりますが、その前にピボットしてしまう人が多いのかもしれません。

小林:すごく否定されますよね。前々回にもお話ししましたが、事業のアイディアとは、赤ん坊のようなものなので、なるべく小さく小さくして、大事に温めて育てたほうがいいんです。特に、プロダクトのアイディア段階や、MVPをつくる時には、否定されやすいので、なるべく否定的な意見を言う人に意見を聞くことは避け、そのプロダクトを本当に欲しがっている人や、信頼している人など、ポジティブなフィードバックをくれる人に会うのがいいと思います。

朝倉:Uberの初期投資家であり、LAUNCH創業者のジェイソン・カラカニス氏も、「周囲でノイズを言う人を遠退けることは、エンジェル投資家の役割の1つだ」と言っていますよね。

小林:まさにそういうことだと思います。