固定給制度の直販チャネル
丸3年経過後の実態は?

医療保険の新契約件数でトップの
 オリックス生命の次の一手

「単なる商品供給会社からの脱皮を目指している」

 2月20日の記者会見の席上で、オリックス生命保険の片岡一則社長はそう言い切る。

オリックス生命の片岡一則社長
オリックス生命の片岡一則社長 Photo by Akio Fujita

 オリックス生命といえば、かつて逓増定期保険など法人向けに強い生保だったが、2006年に医療保険、CURE(キュア)を発売して以降、急速に個人マーケット主体にかじを切った。保険料が安くて競争力が高いCUREシリーズが爆発的に売れたことで、今では個人保険の新契約件数が約53万8000件で業界8位(19年度)。医療保険分野においては、同約32万3000件と、アフラック生命保険の約31万6000件を抜いてトップに躍り出たほどだ。

 また、好調な販売に伴って個人保険の保有契約件数も大きく積み上がり、今期末には450万件を突破する見込みで、保有契約高は13兆円を超えるまでになっている。

 オリックス生命は個人マーケットにシフトして以降、まさに順風満帆といえる業績を上げてきたのに加え、「今後もしばらくは順調に推移する見込みだ」と片岡社長は言う。そうした中にあって、片岡社長の肝いりで一から直販チャネルを立ち上げたのが16年10月のこと。すでに丸3年が経過し、4年目に突入している。

 わざわざ新たなチャネルを立ち上げた狙いは何だったのか。冒頭の商品供給会社からの脱却とは何なのか。以下、それらについて見ていこう。