現在、どの会社もコロナウイルス対策で大変である。そして、どこの会社も、現場に行けば行くほど人員不足で超多忙である。その一方で、本社の間接部門は“働かないおじさん(女性も含む)”で満ちている。干されたのか、日の目を見なかったのか、いつも発展性のない雑談がオフィスで真っ昼間から堂々と行われている。
ダメな会社では
「生産性ゼロ」の雑談ざんまい
代表的なパターンを紹介しよう。
(1)健康と年金とゴルフ
最頻出なのはこのセットである。
足腰が痛い、この前なになにの検査をした、ちょっとした手術をした、いま○○病院の△△科に通院している。これこれの疾患では××大学病院が一番いいが予約が3カ月待ちである、などなど……漢方薬のうんちくも盛り上がる。病気自慢ともいえる。
そして医療費から年金不安の話へと展開し、場合によっては政治批判に到達する。そして、途中からゴルフの話題。スコア、道具自慢、ときには最新の理論や方法論にまで話が広がる。もちろん、渋野日向子(シブコ)など特定の選手の話題も欠かせない。
普通のスモールトークは2~3分だが、おじさんが集まると15分程度、盛り上がると30分もやっている。
相撲や野球の話になることもあるが、バスケットやサッカーにはまずならない。政治批判は政策論ではなく、政治家利権の話だ。実はいつも基本的には同じ話で、参加者のバリエーションもなく、昨日の再現映像を見ているようである。