もちろん、毎日10回「勉強しなさい」と言っていたのを、いきなり0回にするのは難しいと思います。つい、子どもに「勉強しなさい」と言ってしまい、「ああ、また言ってしまった…。私って本当に母親(父親)失格かも」と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。しかし、1、2回言ってしまった程度で落ち込む必要はありません。いきなり0回にしようとするのではなく、まずは10回言っていたのを5回にしてほしいのです。

 そして、「勉強しなさい」という言葉を使わない代わりに、一つ使っていただきたい言葉があります。それは「何か手伝えることある?」という言葉です。「勉強しなさい」という言葉は命令です。一方、「何か手伝えることある?」という言葉は提案であり、気づかいです。人は命令をされると、反発しようとします。しかし、気づかいをされると、自分の気持ちに素直になれるのです。その結果、「一人で勉強するのが大変」と感じているなら、親に協力を求めることができるでしょう。

 定期的に子どもを気づかう言葉をかけることで、親子で一緒に、受験合格を目指して頑張っていく関係が築けるようになるのです。

塾に行って伸びる子、伸びない子の違いとは

 学習塾は、子どもの成績を上げるうえで、非常に効果的です。素晴らしい指導方針の塾に入れれば、成績が上がる可能性は確かに高いでしょう。ただ、あなたの周りにいるママ友やパパ友から、「うちの子、塾に入れたら一気に成績が上がってびっくりしちゃった」という声をどれくらい聞いたことがあるでしょうか。おそらく、ほとんどないのではないでしょうか。

 もし、お子さんが「塾に行きたくない」と言っているなら、無理に入れる必要はありません。親自身が正しくお子さんをサポートしていけば、塾なしで成績を上げることができます。もちろん、塾に入ることが悪いのではありません。世の中には、素晴らしい塾がたくさんあります。そういった塾と上手に連携を取っていけば、成績が上がるスピードも加速します。