今年も多くの企業が新入社員を迎えて、まもなく1カ月を迎えようとしています。新型コロナウイルスの影響によって、入社式が行われなかったり、新入社員研修が行われなかったりと、当初描いていた社会人生活とはまるで違う展開を迎えている新入社員は多いでしょう。

 そうした戸惑いはもちろんある中で、「この会社に入ってよかった」と思う人もいれば、すでに「合わないかも…」と感じている人もいるはずです。日本能率協会が行った「2019年度入社半年・2年目若手社員意識調査」によると、勤続3年未満の若手社員の約半数が転職サイトに登録しており、1社目の企業に長く勤める「就社意識」は低下しつつあります。まだ入社したばかりの彼ら・彼女らの中にも、すでに「次」を見据えている人がいるのではないでしょうか。

 では、そんな彼らが20代で転職した場合、「若手の中途社員」として成長できるのはどんな企業なのでしょうか?

 就職・転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワーク株式会社は、「20代転職者が成長できる企業ランキング」を発表。今回は同サイトを利用する22歳~27歳という比較的早期に転職(中途入社)したユーザーに限定して社員クチコミを集計し、「20代成長環境」と「チームワーク」のスコアを合わせた「20代転職成長スコア」が高い企業をランキングにしました。

 では、早速「20代転職者が成長できる企業ランキング」を見ていきましょう。

※「OpenWork」に投稿されたクチコミのうち、22歳~28歳の中途入社社員によるクチコミ2万4449件を対象データとして集計(※現職は投稿時の年齢、退職済みは退職時の年齢にて集計。1年以上の在籍が投稿条件)。集計期間は2007年7月~20年3月。

1位はカヤック&ボスコンに!
20代転職者が成長できる企業は?

「20代成長環境」と「チームワーク」に着目した「20代転職者が成長できる企業ランキング」は、面白法人カヤックとボストン・コンサルティングが同点で1位となりました。

 3位はリクルートホールディングス、4位はプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、5位は同点で、ウェディング事業などを展開するメイションと、スマートフォン向けコンテンツ制作や比較サイトなどの運営を行うエイチームがランクインしました。