国内のJCBカード会員のうち無作為抽出した約100万人分の決済データを分析した「JCB消費NOW」によると、5月前半の消費の落ち込みは、ホテルがマイナス87.1%、百貨店がマイナス73.2%、外食がマイナス60.0%、アパレルがマイナス20.4%などとなっている(前年同月比)。
データ分析を手掛けるナウキャストの辻中仁士CEO(最高経営責任者)は、「データからは5月上旬の下げ止まりが確認できるが、本格的な回復はこれから」と語るものの、もしも今後第2波が到来して緊急事態宣言が再び発令されれば、この規模の消費が吹っ飛びかねない事態に陥る。