再会の「違和感」
せっかくの旧友との再会なのに「違和感」を感じてしまうことも珍しくありません(写真はイメージです) Photo:PIXTA

しばらく会っていなくても再会すれば昔のように話すことができるのが旧友だが、歳月は人を変えるもので、そうとはいかないときもある。今現在のお互いの環境の違いによって話がすれ違うことも…。これは割り切るべきなのか、悲しむべきなのか。(フリーライター 武藤弘樹)

昔の友人との再会
楽しいばかりにあらず

 友人、と一口に言ってもその有りようはさまざまである。ひたすら馬鹿なことを一緒にやって楽しめる友人がいる一方で、シビアな緊張感の中でお互いを高めていく関係にあるような友人のあり方もある。

 子どものころや青春時代、学生時代の“友人”は、社会に出て10年、20年がたち、会う機会が少なくなってもまだ「気の置けない存在」と呼べるような、その人にとっての大切な財産になっていることが多い。

 しかし、10年以上の歳月はしかるべき影響力を持っていて、“気の置けない”はずだったその友人との会話で、「なんかしっくり噛み合わないな」「昔と勝手が違う」と違和感を覚えてしまうことも、残念ながらある。年月が変えたのは自分か相手か、はたまたその両方か。かつてはばっちり噛み合っていたお互いの意識が、どこかでずれてきてしまっているのである。