――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米国ではこれまで長い間、関投資家が優勢だったが、現在、個人による投資が復活しつつある。ただ、国際的な比較から判断すると、この傾向は一時的なものである方が望ましいかもしれない。  経済協力開発機構(OECD)の統計によると、米国は先進国の中でも機関投資家の株式保有比率が突出しており、2017年末時点で平均的な企業では80%に達し、個人投資家を含むカテゴリーの11%を大きく上回った。