新型コロナウイルスの影響で、多くの地域で例年より短縮された「夏休み」。今年は旅行や外出の予定が立てられず、自宅で過ごす……という家庭も少なくないだろう。今回は、ベストセラー『東大思考』の著者で現役東大生の西岡壱誠氏に、この夏休みに小中学生にお薦めしたい3冊を紹介してもらった。(現役東大生作家 西岡壱誠)
現役東大生が薦める
夏休みに読んでおくべき本とは?
「小中学生の時に、もっと本を読んでおくべきだったなぁ」
僕は今まで何度そう感じたかわかりません。
何かを勉強しようと思ったときに、事前知識があるのとないのとでは全然違います。例えば、東大生は小さい頃に漫画「日本の歴史」を読んでいた、と語る学生が非常に多いです。
「これを読んでおいて、大体大枠の歴史の流れを理解していたから、後になってから勉強する時に非常にやりやすかった」
「逆に、なんの前提もなく、ただ勉強しようとすると、後からすごくつらかったと思う」
友達の東大生はそんなふうに語ってくれました。
つまり、小中学生のときに少しでも本を読んでおけば、その後の高校・大学の勉強、またはもっと先の人生を通じた勉強に良い影響を与えてくれる可能性が非常に高いのです。
今日はそんな、「小中学生が読んでおいて得をする、夏休みにこの本を読んでおくと、その後の勉強に良い影響がある本」をご紹介したいと思います。