テスラのイーロン・マスクCEO
テスラのイーロン・マスクCEO Photo:VCG/gettyimages

テスラの時価総額がトヨタを抜いて
自動車メーカーでトップ

 米国の電気自動車(EV)メーカーのテスラは、9月1日に株式を最大50億ドル(約5300億円)売り出すことを米証券取引委員会(SEC)に申請したと発表した。テスラは調達した資金で財務を強化し、今後の事業投資に活用するという。

 コロナ禍が全世界を覆う中で、この7月に米テスラの時価総額はトヨタを抜いて、世界の自動車業界で首位に立ったことが大きな話題になった。テスラ株は、今年に入り米株式市場の中で、その上昇ぶりが際立っている。株式分割を考慮した基準で昨年末比6倍に達し、時価総額は4600億ドルを超えた。

 テスラが50億ドルを調達する場合、発行済み株式数の1%となり、上昇した市場価格で売却することで、さらなる事業投資の推進力となる。

 テスラ株の急上昇の背景にあるものは、何か。

 それは、20年4~6月期の四半期決算で最終損益が1億400万ドル(約1100億円)の黒字を計上したことにある。これでテスラは、4四半期連続で最終黒字を達成し、イーロン・マスクCEOは「自動車産業が縮小したにもかかわらず、テスラは上昇を続けることができた」と語った。