菅新政権が16日、発足するが、向き合っていかなければならない外交課題も数多い。
コロナ危機により国際構造の変化は加速され、また、11月の米国大統領選挙ではトランプ大統領の再選可能性が低くなってきている。
単純に「安倍外交を継承する」では済まされない重要な選択を、早々に迫られることになる。
日本の国益を守るには大局観に基づく判断と精緻な戦略が必要だ。
対米アプローチは見直し必要
「是々非々」でものを言う関係に
安倍外交に対する高い評価の一つはトランプ政権と盤石の関係を築いたことだ。
もちろん、そのためにトランプ大統領を喜ばせる行動に出たことも事実だろう。