米金融大手ゴールドマン・サックス・グループの投資銀行担当共同責任者の1人、グレッグ・レムカウ氏が退任し、デル・テクノロジーズの創業者、マイケル・デル氏の投資会社MSDパートナーズの最高経営責任者(CEO)に就任することが明らかになった。この人事はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が最初に報じた。レムカウ氏はウォール街で最も収益率の高い投資銀行部門を率いており、顧客からも人気のある人物だけに、社内外で耳目を集めた。レムカウ氏がゴールドマンのCEOになる可能性は低かった。現CEOのデービッド・ソロモン氏は就任からまだ2年で、ナンバー2はレムカウ氏と同年代だ。複数の関係者によると、同氏は今夏、ソロモン氏に辞任の意向を伝えていた。