米国防総省は17日、イラクとアフガニスタンに駐留する米軍の規模を来年1月15日までに減らすと発表した。ドナルド・トランプ大統領からの命令を受けたもの。1月20日には大統領選で勝利を確実にした民主党のジョー・バイデン氏が大統領に就任するとみられている。イラクとアフガニスタンの両政府は国内の暴力拡大を食い止められるという姿勢を示していないが、米国防総省の高官は、両国の状況を鑑み紛争終結に向けた動きを開始できると述べた。クリストファー・ミラー長官代行は、国防総省の記者会見室で、「これは、米国民の支持を受けた、われわれの確立された計画や戦略的目標と一致しており、米国の政策や目標の見直しではない」と述べた。同氏は質問を受け付けなかった。