ジョー・バイデン前米副大統領は元国務省幹部のアントニー・ブリンケン氏を国務長官に指名する意向だ。自身が取り組む世界との関係再構築の仕切り役を信頼する外交政策顧問に託す。事情に詳しい関係者が明らかにした。ブリンケン氏は大統領選挙期間中、バイデン陣営の外交政策顧問を務めた。2期目のオバマ政権では国務副長官を務めたほか、副大統領時代のバイデン氏に国家安全保障担当補佐官として仕えた。関係者によると、ブリンケン氏の起用は遅くとも24日までに発表される見通しだ。バイデン氏は先週、財務長官を決定したと述べた。ブリンケン氏とバイデン氏の関係は20年近く前にさかのぼる。バイデン氏の上院議員時代にブリンケン氏は上院外交委員会のスタッフディレクターを務めた。バイデン氏が2008年の大統領選に出馬した際には選挙運動に関わった。
米国務長官にブリンケン氏、バイデン氏が指名へ
オバマ政権の国務副長官、今年の選挙戦では外交顧問
有料会員限定
あなたにおすすめ