米アルファベット傘下のグーグルは、長年敵対関係にあったサウジアラビアとイスラエルを結ぶ初の光ファイバー網の構築を目指している。事情に詳しい関係者が明らかにした。グーグルが「ブルー・ラマン」と呼ぶこのルートは長さ5000マイル(約8050キロメートル)超に及ぶ。ドバイに拠点を置く通信会社サリエンス・コンサルティングによると、この長さの海底ケーブルを敷設するには、通常、最大4億ドル(約417億円)の費用がかかる。このプロジェクトを知る関係者によると、グーグルは通信会社から出資を募る見通し。オマーン・テレコミュニケーションズやテレコム・イタリアなどがルート開設の資金調達を支援しているという。出資企業らは、ケーブル敷設を支援するとともに、光ファイバー回線の利用者にも加わる。
グーグル、サウジ・イスラエル間の光ファイバー網構築を計画
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