メンバーに意見を求めた際、「特にありません」とつれない返事をされたことがあるリーダーは実に多い。この“無反応症候群”を放置していくと、組織のパフォーマンスは著しく低下する。そうならないために効果のある5つの手法を紹介する。(モチベーションファクター代表取締役 山口 博)

「特にありません」と返ってきたら?

部下の返事が「特にありません」ばかりになったら、危険な理由
部下からの反応つれなくなっていくのは、組織にとって危険なサインだ Photo:PIXTA

“無反応症候群”が急速な勢いで広がっている。1対1の対話でメンバーに意見を求めても、「特にありません」と返ってくるだけだったり、1対多数の会議で、誰も何も返答せずに沈黙したままになってしまったりしていることを、私はメンバーが無反応症候群に陥っている状態と呼んでいる。

 リモートワークが普及したことで、状況はより深刻になっていると感じている。中には、リモート会議でリーダーが問いかけても、沈黙することが常態化しているという組織もある。

 しかし、問いかけても沈黙した状態になるからといって、リーダーが話し続けると、ますます状態は深刻化する。どうせリーダーが話すだけで時間が過ぎていくから、沈黙しておこうという意識が広がってしまうのだ。