イベントページを用意する

 その他、オウンドチャネルでは、自社開催のイベントページなども用意しておくといい。例えば、ミクシィはUnity Engine Challengeというエンジニア向けのイベントを開催している。優秀な人材の採用が難しいエンジニア職種だが、エンジニア向けのイベントを通してエンジニア自身に広く存在を知ってもらうこと、メディアへの露出を高めることができると採用に効果的に働く場合がある。

メディアを活用する

 経営者や会社がメディアに掲載されることも、認知の拡大(母集団の拡大)につながる。コツとしては、ペルソナをベースにして、採用したい思っている人物が、どの辺りにいて、どういうメディアに日常触れているかを明確にするのが有効になる。業界紙などにインタビューを掲載したりするのも有効だろう。またリソースはかかるが、書籍を出すのも有効だ。

リファラル採用

 リファラル採用とは、自社で働いている社員から人材の紹介を受けたり、人材を推薦してもらうなどして実施する採用活動のことだ。初期のスタートアップにおいて採用コストを下げられ、かつ、エージェント経由ではなく人つながりで入社するため、定着率が高くなる意味で非常に有効だ。

 リファラル採用の副次的な効果は、「自社は、仲の良い友人や知人に推薦できるだけの魅力はあるか? 逆に、紹介できないネックは何か?」という「組織課題」や「経営課題」をチームメンバー目線であぶり出すことが可能になる。