Excelはほんの少しこつを覚えるだけで仕事の効率が圧倒的に上がる。そこで特集『ビジネスエリートのためのExcelデータ分析の教科書』(全10回)の最終回では、『入社1年目のエクセル仕事術』の著者である中山真敬さんに、簡単な割にとても便利なExcel活用術を紹介してもらおう。
「データ入力10倍速法5選」と
「表仕上げ瞬速法5選」
データ入力10倍速法5選(1)
目線はデータの紙に右手はテンキーに
まず、入力したいデータを紙に印刷し机の左側に置く。なるべく紙がいいのも「パソコン画面上で済まそうとするのが最も時間がかかるからです」(中山さん)。目線はデータ資料に向けておこう。
画面を見ずに数字が入力できればスピードが上がる。そこで利用したいのがテンキーだ。指の位置は「4」「5」「6」にそれぞれ人さし指、中指、薬指の順に置き、「0」を親指にする。電卓と同じように右手をテンキーに置けば画面を見なくても数字が入力できるようになる。