ビジネスエリートのためのExcelデータ分析の教科書#5Photo:PIXTA

今、にわかにブームの「ビッグデータ分析」。その基礎ともいえる分析はExcelでも十分にできるし、操作も簡単だ。特集『ビジネスエリートのためのExcelデータ分析の教科書』(全10回)の#5では、プロ野球の事例からその方法をひもとこう。

「週刊ダイヤモンド」2015年2月28日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は原則、雑誌掲載時のもの。

ビッグデータ入門
計算式が不要の一発分析!

 データ分析の需要の高まりを受け、人材育成の場に大きな変化が生じている。

 Excelなどの研修を通じて人材育成を行うNECマネジメントパートナーには、データ分析のできる社員を増やす研修メニューへの要望が増えているという。

 特に人気なのは「ビッグデータ分析」だ。大規模なデータを基にデータ同士から新たな関係性を見いだし、ビジネスのヒントを得ようとするものだ。

 さすがにビッグデータ分析は簡単ではないが、Excel初心者でもそれを“かじる”ことができる。それが、二つの変数の関係性を明らかにする「相関分析」だ。

 同社の山崎明子・人材開発サービス事業部シニアマネージャーは「相関分析を行えば、思わぬところに経営のヒントがあることに気付きます。結果も数値で出るため、説得力のある提案ができます」と話す。では次ページの図に沿って、実践してみよう。